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エッセイ:国立西洋美術館所蔵 ヨーロッパ美術の精華〜神々と自然のかたち:姫路市立美術館(2007年12月7日)

本人以外には興味の持てなさそうな試みだが、自分がかつて行った美術展などを気ままに振り返ってみたいと思って日記を漁っていたら、2007年のこの展覧会が目に止まった。

記憶もおぼろげだったが、写真を見ると、図録もちゃんと買っているらしい、記憶にないぞ!?と思ったら本棚にはちゃんと鎮座していたなんてこった。

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ともあれ、既にインターネットがかなり普及していたためか、探してみると、国立西洋美術館に当該の美術展の紹介ページが残っていたありがとう。

[国立美術館巡回展]
国立西洋美術館所蔵 ヨーロッパ美術の精華
 ―神々と自然のかたち―

2007(平成19)年11月4日(日)-2007(平成19)年12月2日(日)
会場:
姫路市立美術館
主催:
国立西洋美術館、姫路市立美術館、兵庫県教育委員会、神戸新聞社
国立西洋美術館では、平成19年度国立美術館巡回展として所蔵作品による展覧会を姫路市立美術館ならびに松本市美術館で開催します。本展では「神々と自然のかたち」を副題に掲げ、「神話・聖書・歴史」および「風景」を主題とした作品を紹介します。(以下略)

それと自分のメモを合わせてみる(下引用)

意外なほど充実した展覧会でした。
姫路に行って、本当は姫路で見なくても!と言われそうなものですが、こういうのは、行きあったときに見るのが吉だとやはり思った。
ルドンとか、色々見たい物が見れてご満悦。
ところで、ウィリアム・ブレイクは、人物が下手だよね、ヨブ記の連作を見てしみじみしました。
草花の絵を描いているときは、あんなにまともなのにな。
なんであんなに下手なんだろう。
それはともかく、国立西洋美術館は見るだけのものを所蔵しているとしみじみ。
銅版画のコレクションは素晴らしいものがあるね。

今はコロナ禍で国立西洋美術館に限らず全国の巡回展などは厳しくなっているが、企画展示の主眼と内容を見ると錚々たる展示物が揃っている。

今はネットで、少し前でもテレビや印刷物で美術品は十分鑑賞できるという意見が時折聞かれるが、現物がある作品については、直接足を運んで鑑賞するのが好きだ。ネット中毒ぎみではあるので、ネットのデジタルのアートを否定するものではない。ただそれとは別に、本物の百号キャンバスの大きさや、見上げる彫刻の大きさと迫力などは、存在だけで圧巻だったりもするのだ。

それはともあれ、自分のメモを見ると、ルドン好きだったんだな(いやルドンはどの時代も概ね好きだが)というのが分かる。

ウィリアム・ブレイクの人物への評が酷い。遠慮がなさすぎるが、うん、お世辞が言えなかったんだな…。

メモを見返して図録を見返して、こういう鑑賞もありなのだろうかなと思う。また気軽に美術館や博物館、それ以外にも出掛けられる日が来ることを願いながら。

とりあえずルドン好きなので画文集でも貼っておく。


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