【詩】 自戒
奇妙に気が焦るのは
なにか
拾ってはならないものを拾っているからだと思う
例えば
己に向けられたものではない批判や
己に向けられたものではない非難や
己に向けられてものではない揶揄を
そういった時には
すべて己に向けられてものとして捉えがちで
後から顧みれば全く愚かしい我が身に苦笑を零すしかないのだが
ゆっくりとそこここに零し落とされたパズルの断片を
つなぎ合わせても絵柄は揃うまい
パズルはひと組ではなく
多くの人がこの地にひしめく
それぞれに思いがあり
それぞれに関わりがある
人の言葉も鏡
心穏やかならぬ我が身を映すなら
それらは惑う影となって俺は道を見失うだろう
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