【詩】　砦は砦

ひとが

本当に揺るがぬ砦になれるものかは

誰にも確言出来ない

誰にも保証出来ないその事柄ではあるけれど

風が柱を打ち倒すまでは

嵐が壁を薙ぎ倒すまでは

自分の足で立っていられなくなるまでは

砦は砦なのだ

おそらく