SNSと人間関係について思うこと~チキンLINE・大きな玉ねぎの下で~

僕は元芸人のイベンター、タカムラだ
SNSを駆使して東京大阪名古屋仙台で地下音楽ライブ主催をした経験を持つ。

今年は成功失敗たくさんしながらライブを4都市で開催した。これはかなり大きな経験でした。

そんなんだから地方あるあるもいろいろあって知り合いの先輩作家さんそんな話をしていて名古屋のSKEの話題になった。

「名駅の地下行くとSKE流れてるからチキンLINEすごく覚えましたね」なんて話をして「LINEも歌の題材についになりましたね、10年くらいしたらわかる人いるのかな」なんて話をしていてふと気になったので話してみた。

「ポケベルが鳴らなくて、とか今の子わかんないんだろうけど爆風スランプの大きな玉ねぎの下で、の詩の世界とか今の子絶対にわからないでしょうね」なんて話をした。

チキンLINEの詩の世界を平たく言うと
「LINEで告って来るな
直接目を見て好きって言え」

大きな玉ねぎの下で、の詩の世界は
「遠くの文通相手と
約束の武道館で会えなかった歌」

である。

オリラジ中田さんのように「2行にしました」だとこんな感じである。
別に動画や詞を載せてもいいんですが本質はそこではないので割愛します。

僕が言いたいのは「会うことへのハードル」である。

近くの相手だからLINEで手を抜かないで好きって言って欲しい歌、遠くの相手ともSNSを使えば言葉を交わせる時代、つまり会わなくても会話ができる時代なのだ。

だから今の時代はSNSで話ができる、会うハードルは昔より相当に下がっている。
会うことが特別ではなくなっているのだ。

そのスキをついたように僕みたいな主催がSNSを使いいろんな人をライブに誘っている。
実際会うことや顔が知れない相手への不安はだいぶ昔よりはなくなっているとは思う。

ただそんな時代だから人間関係が希薄になっているのかな、とも思ったりする。

作ることも壊すこともボタン一つだ。
浅い関係を作るにはSNSでできるが、深い関係は目を見て話さなきゃできないな、とも思う。

会うのは深い関係を作るただのスタートラインなんだ、それをわきまえてからSNSはやるべきだ。

文通のような会うことすら難しい切なさ、を味わうことはもう誰も味わうことはないが、だからこそ深い関係をしっかり作るべきと思った

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