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~更年期夫婦コミュニケーションアプリ「よりそる」を立ち上げた想い~『夫と話をするとイライラする』のはどうやらウチだけではないらしい

更年期を家族や社会で支える:更年期のカップル向けアプリを作りました

こんにちは。高本玲代(たかもとあきよ)です。プレ更年期・更年期世代の夫婦コミュニケーションアプリよりそるを提供しています。

今日はこのサービス立ち上げの経緯をご紹介します。(この記事、メディア取材で事前に読まれる方が多いので2021年8月26日にリライトしました)

サービス立ち上げの想い

このサービスは実は自分の原体験から作りました。

友人と会話をするとすっきり気持ちが晴れるのに、夫と話をするとなんだかイライラ、モヤモヤ…気が付けばこんなことが続きました。

ある時「夫のどんな対応にイライラしたっけ?」って思い出してみたら

1.世間話とかちょっとしたくだらない話をしたら「それってうちの家になんか関係あるの?」と言われた

2.今日あった嫌なことを話していたら「で、結論は?」と言われた

3.大量の仕事をこなした後「疲れた~」といったら「じゃぁ仕事やめれば?」と言われた

もともと部署は違えど、会社が同じだった年上の夫。私がたまりかねて

「私はあなたの部下ではない!!」と大喧嘩になったこともあります。

もはやお互い不愉快な思いはしたくないので、話を聞いてもらうのはもっぱら友人となっていました。

夫との心地よい会話をあきらめていた矢先

「なんだか体の調子が悪い」という日が続くようになりました。

と、いうかむしろ「今日は快調~!!」っていう日がめっきり少なくなった感じでした。

体調も悪けりゃ気分も落ち込む日が続く…

ひどいときは、起き上がれなくなるほどの疲労感や関節の痛みに襲われることもありました。

当時私は次女を保育園に自転車で送り迎えしてましたが、お迎えの途中でめまいがひどくなって、なんとか家にたどり着く、ということが度々起こりました。

こうなると困るのは家族の晩御飯。

私が食事、片づけは夫、の分担になっていたのですが、「急に私が食事の準備ができない」ということがしばし起こるようになり、

仕事帰りの夫に夕食のおかずを買ってきてもらうように…

そこで夫に言われた一言

「ナニ、家事をさぼってんの?」

その時は腹を立てる気力もなく、めちゃめちゃ落ち込みました。

ふとよぎったあの時のコト

実は私、9年前に3か月ほどうつ病で休職しました。その当時のことを思い出し、もしかして「うつの再発?」と、とても焦りました。

実は40代から女性の気分が落ち込みやすくなることを後から知りました。そちらの内容は下記からお読みください。

運が良かったのは、その時医療従事者の友人がいたこと。

健康診断では問題ないことや、日ごろの体調や心の状況を話したら、「もしかしたら更年期が出てきてるのかも」と言われ、体質診断の上漢方を処方してくれました。

漢方を服用し、しばらくして体調も回復、心の状態も以前よりずっと良くなりました。

自分自身、更年期の不調についても本を読み、知識を蓄えて

「どうしたらこの不調の時期をうまく乗り越えていけるか」

を自分なりに勉強しました。

再び持ち上がった夫婦間のコミュニケーション問題

最悪の日々は過ぎたとはいえ、やはり急な不調が出る事はあります。それに、やはり不調が出る前に比べても随分と疲れやすくなりました。

実は私には9歳と3歳の娘がいて、下の子は特にまだ手がかかるのです。

身一つであれば良いのですが、最低限ご飯を食べさせたり、下の子は寝かしつけなど、子供のためにやらなければならないことがあります。

家事が私より得意でマメな夫でしたが、仕事の忙しい夫の協力がいつも以上に必要になりました。

もともと私はそんなに家事が得意ではないので、この一連の出来ごとで、夫の家事の負担は多くなり、夫にはどんどん不満がたまっていたようでした。

結果、

喧嘩が増えました。険悪になりました。

「もともと私が家事が嫌いだから、さぼっている、って思ってるんだろな」

元気なときでも夫との会話にイライラしていたのに、私が精神的につらいときに夫に私の話を聞いてもらうなんて、絶望的に思えました。

どうやったら理解してもらえるようになるのかを考えるように

これまでのように辛くなってから急に協力を求めるだけでは、喧嘩も増え、お互いの不満が高まるばかりでした。

昨日まで普通に生活していた人間が翌日風邪でもないのに「不調」って言っていきなり家事をお願いしても「はぁ?」といった感じなのでしょう。そこで私は夫に対して3つの目標を決めました。

①更年期(この時期特有の不調)について理解してもらえるようにする

②日々の頼みごとをするときに、夫がイライラしない伝え方を見つける

③夫が自分の話やグチを聞くようになる方法を見つける

そして、実践しながら解決していったのです。

この問題は、どうやら他のカップルでも起こっているらしい

自分事として解決していった問題なのですが、友人に話してみると

「その手の悩みは女性からいっぱい聞くよ~」と聞きました。

また、SNSでも更年期関係の情報を見ていると、同様の問題が見つかりました。中には家族にも影響しているものも…

「もしかしたら自分と同じような問題を抱えている人にこの方法を使ってもらったら、解決できるのでは?」と思い、プログラムに実装しました。

色んな方にご利用いただき、ご意見もいただきながらようやく見つけたのが「自分らしくいれる場所」の提供ということろです。

多くの方が「こんな感情を持ってはいけないのではないか」ということで悩まれてます。

持っていけない感情はありません。しかし、その感情とうまく向き合って言うことが必要なのです。

自分の感情とうまく向き合いながら、パートナーにも理解してもらえるサービスを

そんな経緯もあり、このサービスを作りました。今でこそフェムテックと言っていただいているのですが、最初は自分の「何とかしたい」という思いだけで作りました。

でも、自分の課題は多くの人の課題であることが多いのです。

ありがたいことに、夫婦共感型のフェムテックというくくりでサービス開始後NHKや民放、ラジオを含めこれまで15社以上にご紹介いただきました。

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身近な人の理解は社会を変えるはず

生理、妊娠・出産に対する理解の広がりも、まずは身近な男性の理解から始まったのではないかと思います。

パートナーや娘の苦しみを知るから、男性も女性特有の苦しみを理解をしようと思うのだと思います。

「更年期についてパートナーに相談したら、『もう女終わったんだ』と言われた」という言葉をSNSで見たことがあります。

そんなこともあって、「更年期」ってまだまだ「認めたくない」「言いたくない」という女性が多い気がします。

カップルの間で

「『更年期』についての正しい知識を得る事、コミュニケーションギャップを埋めていくこと」

は確実にこの世代のカップルの関係をアップデートできますし、その結果更年期に関する社会的な理解も進むと思います。

逆に、男性の方もいきなり妻の性格が変わってしまって困った!みたいなことも聞きます。

そういった方には是非こちらを読んでいただきたいです。

更年期障害を女性一人の問題にしない、そんな社会を目指すために私はこのプログラムを立ち上げました。

そして更年期世代の女性向けコミュニティも作りました!

日々の活動

日々更年期についてはSNSで発信しています。ご興味がある方はまずはフォローしてみてください。情報はここから色々手に入ります▼

Twitter▼

Instagram

よりそるで叶うこと、それは更年期の生きづらさをなくしていくこと

よりそる画面イメージ

よりそるは、40代から始まる「更年期女性のココロのケアサービス」です。この時期の女性は仕事や家庭の環境も過酷になると同時に、女性ホルモンの減少から、女性のココロは不安定になりがちです。

しかし、そういった辛さを誰にも話せずに困っている女性が多いのです。

辛さを抱えている「ありのままの自分」を受け入れるための場所としてプログラムを提供しています。

毎日の配信によるワークショップや月に5回のカウンセリング、などが利用可能になっています。

精神的に不安定になった女性をパートナーも巻き込んでサポートいたします。

勿論「今すぐパートナーと使うのは不安」と言う方はお一人用をお使いいただければ、パートナーへの働きかけ含め対応いたします。

そして皆様にはカウンセリングをうまく活用いただき、自分たちだけで解決できない責任世代の様々な問題を解決できるようにサポートいたします。

通常一般的なカウンセリングをご利用されると1回で1万円以上かかってしまう場合がありますが、当社のサービスはITを使うことで価格を抑えることが可能となりました。

サービスを使っていただいた方の声

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こちらは実際に使っていただいた方の感想です。主にカップルで使っていただいた方の声ですが、ポジティブな感想をいただいています。

面と向かっては話せないようなこともよりそるが話題を提供することで、客観的に落ち着いて話し合いができるようになり、結果的に夫婦の間でルールが決まっていきます。

実際に女性のケアをしているパートナーの男性からも「世間的に見て自分は良い夫なのか」という悩みを先日いただきました。しかし、大切なことは「世の中の水準」ではありません。お互いが心地よく暮らしていける過ごし方を見つけていただくお手伝いをしています。

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更年期は離職につながる社会的な問題となっているので、実際にこういったお声をいただき本当に嬉しく思っています。

ご興味があるかたはこちらからお申込みいただけます▼
1980円/月(税抜)です。

申し込み

ユーザー様と共にアップデートするサービスにしたい

自分の想いで作ったサービスですが、このサービスはどんどん進化を遂げています。お悩みや夫婦のカタチは100通り。ですから、配信している内容も人によって役に立つもの、役に立たないものがあります。

皆さんの反応によってAIで出てくる配信コンテンツを変えていけるように今データーを蓄積中です。あなたのリアクション、回答がこのサービスそのものをアップグレードしているのです。

ですから使えば使うほど「あなた以外の誰かのためになっている」というのもこのサービスの特徴です。

何度も入会しようか悩んだ、という方もおられます。でもそういった方が「入会して良かった」「サービスを使ってよかった」と言っていただけるのがとてもありがたいです。

「いきなり夫と使うのは難しい…」という方。お一人用もあります!でも、その前に、一度こちらからパートナー様にアンケートを取らせていただき、参加を促す方法もありますので、是非二人で使ってみることを最初は検討してお申し込みしてみてください。どちらも同じ1980円/月+税です。

申し込み




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