高宮の履歴書5「スラムダンクの思ひ出」

小学生の夏休みの時間は永遠に感じられ、その休みを通して人として成長していく。
夏休みといえば、「夏休みアニメ劇場」だ。(こういう名前かは不明)

当時朝からスラムダンクが数話ずつ放送されていた。
そのアニメを見て、バスケットボールに興味を持った。
ちょうど町に少年バスケ団ができており、メンバー募集をしていた。

近所の同級生を誘ってのバスケデビュー。
あとから知ったが、コーチはかなり優秀な方でバスケ愛も強かった。
後に県の審判として重要な試合を任せられる方だ。
そして、サブコーチが和尚。
何を言っているか分からないかもしれないが、和尚だった。

女子とも合同であった。
初恋のAも一緒に初めたのである。

ちなみに、母は元バスケ部だった。
父は野球部だったため、野球を始めてもらいたかったのは父母の複雑な心境だろう。
ママ友にもバスケ経験者が偶然多かったこともあり、バスケの道に進むことになった。

スラムダンクは今でも最高の作品の一つだ。
自分はパスとリバウンドが得意な地味プレイヤーだった。
昔から裏方で他人を活かすことが好きだった。
当時好きなキャラクターは、仙道だ。

あのクールなキャラクターと序盤の仲間へのアシストをするシーンが良かった。
その後、海南大付属や湘南戦で、点取り屋のシーンがあってそういった一面も格好良いと感じた。

当時のバスケ部といえば、みなスラムダンクを読んでいた。
大好きなキャラクターもいた。
高校に入るあたりにたしか、黒子のバスケの時代がやってきた。
黒子のバスケはスラムダンクのオマージュ?シーンが多々見受けられ、作者が影響を受けたことがひと目で分かる。

バスケは中学までの9年間やっていた。
実は高校は帰宅部だったこともありやっていない。
人生の後悔のひとつが、高校で部活に入らなかったことだ。

高校でバスケ部に入っていたら今と人生は大きく変わっていただろう。
引きこもった3年間をやり直すことはできない。
若いときの価値はお金で買えない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?