高宮の履歴書① 「陸の孤島で産まれた」
日本経済新聞を久しぶりに読んだ。
「私の履歴書」のコーナーが面白かった。
著名人の人生を振り返る中で、体験を語っていくもの。
特に苦労人の経営者の会は面白い。
読んでいく中で、自分自身の履歴書も作りたくなった。
今回が第1回になる。
後日、アーカイブ的なのも作ろうと思う。
俺の生まれは「陸の孤島」だ。
ネットで検索すると出るが、東京から最も遠い場所としてネタにされている。
本当に孤島なのである。
東京からは新幹線と特急を乗り継いで、車で8時間ほど掛かる。
方言が変わっている。
検索すると、「東京式にやや近い京阪式」である。
イントネーションは東京寄りだが、言葉遣いが関西寄りという面白さ。
関東・関西の都会に出るまでその違いは全然分からなかった。
「できんで」が初めての違和感。
地元では否定の意味で使われる。
できない+よ のイメージ。
一方、地域によっては できる+よ となる。
つまり、ポジティブなイメージ。
言語の違いって面白くて好きだ。
訛りがあるのは羨ましいとたまに言われる。
都会育ちには帰省が無い人も多いからだ。
言語の違いもあれば、育つ環境も異なる。
都会に出てきて感じたのは「娯楽」の多さである。
美術館や博物館、音楽イベントなど各種体験型アクティビティが多い。
一方で、俺の地元は車で30分掛けてジャスコに行くような街だ。
いや、町だ。
環境の差が将来に亘って大きくなるのではないか。
都会に出るまで3時間掛かるような町で、移動費だけで嵩む。
また、田舎は監視社会が強い。
他人との比較にうるさく、平等を好む。
そうしたことから、大学で東京に出ようと決意したのだ。
(続く?)
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