見出し画像

令和の公務員試験勉強法

公務員試験は科目が多く、いかに効率よく復習するかが肝になってきます。例えばスーパー過去問ゼミ民法Ⅰでは20テーマに分かれており1日1テーマづつ勉強(1テーマ10問近くありかなりきつい)していると、2周目を勉強するのは20日後になります。それだけ期間を開けてしまうと1周目に勉強した内容はほとんど覚えていません。それが普通の人間だと思います。そこでこまめに時間を空けず復習する方法を自分なりに編み出したのでみなさんのヒントになればいいと思い、公開します。まず自分が失敗した勉強法から説明していきます。

失敗勉強法

まとめノートや暗記カードを作ることです。これはひたすら時間がかかり、公務員試験勉強が挫折しかねません。科目数が多く、暗記事項も多いため手が痛くなりますし、頭を使わないので単なる作業になってしまい、あまり効果が得られませんでした。やるのであれば勉強最終盤の苦手つぶしに行えば効果的です。勉強序盤では使えない勉強法の筆頭だと思います。


スタサプ勉強

桐谷〇玲さんがCMに出演していることでおなじみのスマホで語学学習するスタサプを自作するというものです。
まず、使わなくなったオフラインのスマホを用意します。いつも自分が使っているスマホだとsnsやyoutubeを見てしまい集中できないので、旧スマホを使います。ハイスペックのものは必要ありません。持っていない方は家族なりに譲ってもらいましょう。方法は覚えたい箇所に鉛筆おいてアンダーライン代わりにして写真を撮りましょう。下のような要領です。

画像1

このような写真を科目問わずに撮影していきましょう。そして一例ですが
            Random Slideshow

https://play.google.com/store/apps/details?id=dipla.studio.randomslideshow&hl=ja&gl=US

という無料アプリをインストールし、撮影した画像がランダムに出されるようにしましょう。このアプリに限らずランダムに画像を出してくれるものであれば何でも大丈夫です。自分が使いやすいアプリを見つけてください。
上の画像であれば「リッカート 集団参加 システム4」と三回音読し次の画像にスワイプします。ここで覚えられてなくても次の画像に強制的にいきます。これの繰り返しです。やることは非常にシンプルです。

スタサプ勉強法の長所

勉強科目のムラをなくす
人間である以上、自分が得意な科目ばかり勉強して、苦手科目はちょっとだけやって終わりということはないでしょうか。そのやり方だと受験した年の試験問題が得意科目が難、苦手科目が易の場合、他の受験生と大きく差が開いていてしまいます。アプリによって科目を問わずランダムに画像が出ることによって科目による勉強時間の偏りをなくすことが可能です。

集中力が切れにくい
同じ科目を長時間勉強していると集中力が落ち、効率がよくありません。科目がランダムになることにより新鮮味をもって学習できます。また、音読での暗記なので椅子に座って鉛筆を握る勉強よりもハードルが非常に低いため続けやすい。バランスボールに乗り、揺れながら勉強するのもおすすめです。下の記事にバランスボールを併用することのメリットを書いています


すきま時間の活用ができる
公務員試験の問題集は総じて厚く、重いのでちょっとしたスキマ時間に開いて勉強というやり方は難しいです。立ち読みなんて至難の業です。スタサプ勉強法であればスマホを使うのでポケットの中に収納できます。また片手で操作できるので手軽です。具体的に私は電車の待ち時間、スーパーのレジ打ちの待ち時間、レストランの食事が出てて来るまでの待ち時間、仕事の休憩時間、試験直前期では食事中、歯磨き中、入浴中といった時間に勉強していました。ちょっとした時間でも積み重ねれば大きな差となります。独学社会人にとってスキマ時間の活用が合否を分けます。常に勉強するようにしましょう。
また、どうしても部屋で勉強に集中できないときは家の最寄りの公園やベランダにスマホを持っていき、スタサプするしかない状況を作り出して勉強から逃げ出せないように工夫していました。オフラインなのでゲームで遊びようがありません。

無料でできる
当たり前ですが、古いスマホと無料アプリの活用なので月額0円です。しいて言えば、スマホの電気代くらいです。

時間がかからない
従来のまとめノートや暗記カードでは作成するのに膨大な時間と労力がかかります。スタサプ勉強法では写真を撮るだけなので一瞬で済みます。

スタサプ勉強法の短所

ここまでテレビショッピングのように、新興宗教のように素晴らしさのみを述べてきたが短所も複数あります。

覚えたか覚えてないかが判断できない
基本的には画像に書かれている内容を音読するだけなのでその内容が果たして暗記できているのかは分からない。しかし、音読して口と耳を使っているためリズムで体が覚えています。公務員試験は5択のマークシートなので「正解は忘れたが、「リッカートは集団参画型のシステム3が最も優れてると説いた」だと音読した時とリズムが違う」というように正否判断ができます。丸暗記なので学問的には邪道ですが私は合格最低点さえとれればいいと思ってたのでこの方法を続けました。

写真を撮りすぎてしまう
手軽に一瞬で写真が撮れてしまう反面、写真過多に陥りやすいです。何でもかんでも撮影するのではなく要点を絞り「ちょっと少ないかな」ぐらいでちょうどいいです。徐々に枚数を増やしていけばオッケーです。また大体リズムを覚えたときは写真をどんどん消していき、暗記する枚数を絞っていきましょう。数か月に一回消した画像の内容を見返し、完全に忘れてないかチェックしましょう。

経済学や数的処理など理解系科目には向かない
これらの教科は地道に何度も自分で図を描いたり、グラフを書いて覚えていくしかなく見ただけで覚えられるものではありません。また、丸暗記だと一切応用問題に手が出ません。理解を伴う教科に相性が悪いのがスタサプ勉強法の大きな欠点です。しかし暗記科目には無類の強さを発揮します。私は憲法、行政法、民法、会計学、財政学、経営学はこのスタサプ勉強法を軸にしていたためスキマ時間でほぼ暗記しました。試験直前期は上記の科目は全て写真に撮り終えていたので机の前で問題集を開いて勉強はしていません。

まとめ

私はスタサプ勉強法を年明けの2月ころ編み出してから、暗記科目の得点力を大きく伸ばすことができました。最初から無駄なノートづくりなどをせずにスタサプ勉強法をやっていればもっと効率が良かったなと少し後悔しています。公務員試験の勉強法は個人によって能力、使える時間、環境が違い向き、不向きがあり、万人に使えるものはありません。自分なりに工夫して新しい勉強法をぜひ編み出していきましょう。そしてその勉強法をぜひネットで紹介し、迷える独学社会人を導いてください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?