「ねじまき鳥クロニクル」途中まで

やれやれ、やっと残り100ページ。

 村上春樹さんのねじまき鳥クロニクルも3章の終盤まで読み進んできました。彼の小説を読むのははじめて。
 タイトルは昔から知っていたので、図書館でふと思い立って探してみると書庫に保存されていました。司書さんに持ってきていただくと、分厚い。外れそうなページがあったり、色が黄ばんでいたりして歴史を感じる。発行年をみると、この本は自分よりも年上だった。そして同じような厚さの本が3冊、上・中・下巻の構成になっているという。ビビってとりあえず第1巻だけ借りたのが1ヶ月前でした。
 それが今日、やっと最後の残り約100ページまできました。おそらく1000ページ以上ある小説のシリーズを読んだのはハリーポッター以来。なんとなく長い文章を読むと達成感がありますがそんな感覚が早くもしています。
 肝心の中身については、正直半分理解できているのか怪しいです。基本的には主人公が仕事を辞めて、奥さんが出ていって、奇妙な人と出会って…。といったストーリーなのですが、正直自分がなぜこんなに長い文でこのストーリーを読めているのかがわかりません(これは褒め言葉です)。文章の端々で登場人物に感情移入をしている。職場にこんな人いるなとか、これはありえないでしょとか小説にツッコミを入れながら読んでいる。理由はわかりませんが引力が強い小説だなと思いました。
 この作品を映像化するならどうやってやるんだろうとか、自分を主人公だとするとクミコは誰だろう、笠原メイは、クレタマルタは?間宮中将は?とか。感情が波立ちながら読んできた1ヶ月は悪いものでは無かったと思います。
 今まであまり小説を読んでいなかったけれど、残りを読み終えたらまた手を出してみようかと。

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