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なぜ日本でウエイトトレーニングが定着しないのか僕なりの考え

久々の投稿になります。

最近は色々とバタバタと忙しいことが続き投稿できていませんでした。

なぜバタバタしていたかはまた別の投稿で。

今回の投稿は小・中学生の指導者の方々に読んでもらいたかったので無料にしています。

僕なりの考えですがよければ一読よろしくお願いします。

さて今回は「なぜ日本ではウエイトトレーニングが定着しないのか」についてですが、理由はいろいろあると思います。

「トレーニングについて正しい知識や経験を持っている人がいない」

「そもそも必要ないと思っている」

「単純にトレーニングがきついから嫌だ」

このような理由があげられると思います。

確かに専門の知識や経験を積んでいる方に、教えてもらうのは条件的に難しかったり、きついトレーニングをこなすのは嫌だ、という意見も理解できます。

ですが僕は

「何かのペナルティとしてトレーニングを行なってきた」

からではないかと考えました。

練習の中でミニゲームなどを行い、敗者がペナルティとしてトレーニングを行う。

スポーツ経験者なら一度は経験があると思います。

僕自身も試合で負けてそのまま、ペナルティとして腕立て伏せやスクワットなどを行った経験があります。

ここで問題は、小・中学生の若い世代の選手達に「トレーニングってペナルティで行うものなんだ」という考え方が、刷り込まれていないかということです。

本来トレーニングは自身のパフォーマンスを上げたり、弱い部分を強化し怪我の予防をしたり、アスリートであれば必ず必要なものです。

ですがこの考え方の刷り込みによって、トレーニング本来の意味合いが薄れてしまい、結果としてトレーニング嫌いな選手が多くなっているのではないかと僕は考えています。

聞いた話では、Vリーガーになってから初めてバーベルやダンベルを触ったという選手が少なくないそうです。

下記の図はパフォーマンスピラミッドと言われるもので、一番上に来るのはスキル(技術)であり、真ん中はフィジカル(筋力)で、一番下にコーディネーション(協調性)・モビリティ(可動性)があります。

選手達は皆スキルを大きくするために練習を行いますが、練習だけ行っていてもスキルは大きくなりません、厳密に言うと大きくなりにくいです。

図を見てもらえれば分かると思いますが、ピラミッドなので土台の部分が広くなければ、ピラミッド上部が大きくなることはありません。

土台にある「モビリティ」と「コーディネーション」ですが、

コーディネーションは協調性という意味で、コーディネーションの能力が上がると自分の思い通りに身体を使える能力が上がっていきます。

モビリティは可動性という意味で、筋肉や関節を本来の可動域で使えるようにするためのものです。

細くなってしまうので今回は説明を省きますが、この土台の部分が小さくなってしまうと、ピラミッド自体がとてもアンバランスな状態になってしまい、パフォーマンスレベルが低下したり怪我を起こしやすくなってしまいます。

土台が大きくなればその上にあるスキルも必然的に大きくなりやすく、パフォーマンスレベルが向上していきます。

競技歴が上がるにつれ、障害や慢性的な痛みが増えていく選手は、やはり土台の三つの能力が低い選手が多いと僕の経験的に感じます。

若い世代の選手たちにはスキル向上の練習だけではなく、土台であるフィジカル・コーディネーション・モビリティの、三つの能力を磨いていくことにも力を注いでほしいです。

少し話は逸れてしまいましたが、僕が伝えたいことは、「ペナルティとしてトレーニングを行うのはあまり良くないのではないか」ということです。

指導方法は人それぞれなのでとやかく言う権利はありませんが、ペナルティとしてトレーニングを行うのではなく、個々の能力を伸ばすためのトレーニングを行って欲しいと願っています。

今回の投稿は以上になります。

コーディネーションやモビリティといった、聞き覚えのない言葉だったと思いますが、是非一度調べて取り入れてみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

♡・コメントお待ちしております♪

それでは。

#バレーボール #たかまつり #コーディネーション #モビリティ #トレーニング #フィジカル


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