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こんにちは。高松奈央です。前回のnoteでは産後のディープなところについて書きました。出産は幸せなことだからこそ、大変なこともあるということをお伝えしたいと思い書きました。ダイジェストといいながら、予定の字数をオーバーしてしまいました。ついつい、産後の話になると一生懸命になってしまう高松です。

前回は産後のディープ、すなわち深さについて書いたので、今回は産後の長さというところを時間的な視点で書いてみようと思います。これで産後ってどんなもんなの?という予備知識的シリーズは一旦終えて次のステージに進めようと思います。


それで産後はいつまで?

産後の期間について明確な定義はありません。産褥期を終えたら産後は終了という人もいれば、出産後1年後も産後だし、子供がある程度手が離れてもお母さんは産後かもしれません。どれも正解で不正解はありません。産後は産んだ後の期間なので。産後の期間についての明確な定義がないので人それぞれの感覚があると思います。産後はその人が決めていいものだと思います。
しかしこの産後の期間に対する幅広さや曖昧さの中にあるのは何なんでしょうか。

ちょっとお借りしました。
産後の期間にについての調べがありました。高松も産後のお母さんにお話を伺いながらデータを集めている途中ですが、ほぼ同じような割合です。
記事の中には産後は一生続くとも。何とも長いですね。でも納得です。前回のnoteに書いたディープさがあったり、長く続くという方もいるというのは、奥深いです。産後は。

どうして人によってこんなに違うの?

この産後の期間についての見解の違いは何が影響しているのでしょうか。
この点については高松もデータ集めの途中なのですが、ある一定の規則性はあると考えています。
これには何をもって産後としているかの違いによると高松は考えます。産後の期間を平均より短めに答えた方は出産による身体的・精神的変化が回復するまでの期間を産後という方が多いのに対して、産後の期間を平均より長めに答えた方はライフスタイルや仕事、人生についてが自分が思うようにできるようになるまでの期間を産後とする方が多いということです。

まとめ

この視点にたった場合、時間的な産後の定義はこのように分類されると考えます。

狭義の産後:身体的・精神的な観点からみた産後
広義の産後:人生の観点からみた産後

ちなみに、産後直後は狭義の産後の部分が強くなりますが、時間が経過するとともに広義の産後の部分が多くなってきます。よって、産後ケアもそれらのふたつに対応する必要がでてきます。

狭義の産後ケア:身体的・精神的な部分をサポート(従来の母子保健視点のケア)
広義の産後ケア:出産後の人生設計をサポート(新しい視点のケア)

となると、これまで高松がこれでお伝えしてきた、母子保健の資格を持たなくてもできる産後ケアがあるはずというところは正しいかと。

広義・狭義とか。そんなむずかしい言葉を使うのはやめよう。
今までの産後ケアも狭いわけではないし。見方の違い。鳥の目か虫の目かの違い。
でも私にはこの違いはとても大きい。

とりあえず今の時点では、私がするのは広い産後ケアでいいか。


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