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【経済的自立"感"】 感想:『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本 』 中桐 啓貴

感想

この本のサブタイトルに「気づいたときには1億円」と書いてあります。
さすがにそんなに甘くはないのでは?と思いつつ読み進めます。


カンタン と謳うと理論や背景を飛ばして 方法論の紹介かと思いきや、対話形式で非常に丁寧に説明しています。
基本的なお金の考え方を学ぶのに適切な本です。

「気づいたら1億円」の計算方法は、
月額5万円×35年間×年利7% = 9,005万円
です。

年利7%の妥当性はわかりませんが、少なくとも投資を継続するのが大切です。
この本では「積立投資の継続期間は2〜4年」だとする調査結果が紹介されています。

さすがに短すぎますよね。
それではまとまった資産形成は難しそうです。

著者が述べているように「長期分散投資」により淡々と運用し、「投資のことを考えるより大切なもの」を考えてお金と付き合っていきたいです。
このあたりは『ほったらかし投資術』にも共通する考え方です。

そしてお金の話で必ず出てくる、支出管理について面白い法則が紹介されていました。

「パーキンソンの法則」:支出の額は収入ギリギリまで膨張する

あぁーこれは確かに。。
気をつけないと出費はどんどん増えますよね。
若い頃はなんとなく手元に残ったお金を貯めていました。
いったいいくら使っていたんだろう。。

大切なのはお金の運用、よりも収入を得ることと、支出をコントロールすることなのかなと思います。

この本を読んで実践したこと/したいこと

経済的自立についても言及されていましたが、その経済的自立は意外と医者にマッチしないかも、と私は考えました。
完全に個人の意見です。

少なくとも私は、経済的に自立しているかどうかに関わらず医者を続けます。
そして、今現在で経済的に自立していなくても、高い専門性に支えられて どこでも働けてお金を得ることもできそうだと考えています。

これは医者に限らず、有資格者や専門性の高い仕事で当てはまりそうな気がしています。

なので、何かこうした状況を言い表せる言葉はないかと探しました。
病院からの自立?組織からの独立?
職人?自営業?個人事業主?
心理的自立?
ちがうな、心理的経済的自立?
ちがう、もうちょっと。。

あぁ「経済的自立"感"」はどうかな!

実際には経済的自立はしていませんが、組織に強く縛られることなく、いつでもどこでも自分で条件を設定できて働ける状態を表す言葉、として割と言い得ている気がします。

『お医者さんには経済的自立感があります。』
悪くない。

『医師という仕事は、その高い専門性を背景として、自身のキャリアを自由に選択することができます。経済的自立を達成しないまでも、組織に強く縛られることなく、自分の意思で働き方を決めることができます。これを「経済的自立感」と本書では呼びますが・・・』

あぁなんだかそれっぽい笑


おわりに

長期にわたる分散投資。
やはりここがカギになりそうです。


読んで頂き誠にありがとうございます!
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これからもどうぞ宜しくお願い致します。


基本情報

リンク:日本一カンタンな「投資」と「お金」の本
購入場所:Kindle Unlimited
読み始めた日:2024年3月27日
備考:


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