恐竜を復活させるには。
今日は「古代生物」に関して書いていきたいと思います。
というのも私、先日「ジュラシックワールド 炎の王国」を見て来まして。
(注:本記事にジュラシックワールド最新作のネタバレはありません)
http://www.jurassicworld.jp/
普段、そこまで映画を見る方ではないので、映画の細かいことはわからないんですが、
見終わった後、とにかく
「恐竜飼いたい!恐竜って復活しないのかな?」
と思い、帰って調べて見ました。
琥珀に閉じ込められていた蚊の血から恐竜を復活させた
※これは映画の話です。
ジュラシックパークでは
・琥珀に閉じ込められていた蚊がたまたま恐竜の血を吸っていた。
・その蚊の血から、恐竜のDNAを採取
・足りないDNAの部分をカエルのDNAで補う
・そのDNAからクローンを作る
という手法で、恐竜を復活させていました。
一見、これなら恐竜の血を吸った蚊さえ見つかればいまの技術で恐竜を生み出せるんじゃないか?
と思われそうなのですが、一つ大きな落とし穴があったのです。
恐竜のDNAには、消費期限があった
ちょっとキャッチーに消費期限と言いましたが、
恐竜のDNAには「半減期」があるのです。
半減期というと専門用語になるのですが、簡単に言うと時間が経つとDNAが壊れていってしまうということです。
恐竜の半減期は500年です。つまり500年たつと恐竜のDNAは半分壊れてしまうのです。
つまり、仮に恐竜の血が採取されたとしても、絶滅してから今まで、2億5000万年間の間に、DNAは完全に壊れてしまっています。
恐竜を復活させられる可能性は0ではない
じゃあ、恐竜を復活させられる可能性が0なのかというと、そうではありません。
ではどうするか。
「鳥の遺伝子を改良していくことで恐竜に近づける」
のです。
研究結果により、恐竜は鳥と遺伝子が非常に近いと考えられています。
なので、最新の遺伝子操作技術を駆使すれば、恐竜っぽいものを生み出せるかもしれないと言われています。
実際、目的が目的なので、倫理的に遺伝子操作していいのか?という議論は出てくるとは思うのですが、いつの日か、恐竜を目の当たりにできればいいなとひっそり思っています。
絶滅した魚たち
もちろん、絶滅して地球上からいなくなってしまったのは恐竜だけではなく、
絶滅した魚たちもたくさんいますよね。
少しだけご紹介をしたいと思います。
ダンクレオステウス
人間の3倍ほどの体調があり、強靭な顎と、丈夫な鎧をもっていた魚です。
その時代古生代デボン紀(約4億2千万年前~約3億6千万年前)後期に海を支配していた魚です。
ドリアスピス
この魚は体長15cmで、小柄です。
ノコギリ状の歯を持っており、その歯をつかって獲物を捉えていました。
リードシクティス
体長は21mもあります。
史上最大の硬骨魚と呼ばれています。
古代の海には、このようにユニークな魚がたくさんいたのです。
実はアクアリストの中でも、「古代魚」と呼ばれる魚を愛する方も多いんです。
古代魚には、たとえば肺で呼吸する肺魚がいたり、わかりやすくとんでもなく大きかったりと、独自の進化をしている魚が多く、
現代の魚が持っていない様々な魅力があるのです。
交配による品種改良によって、新しい種を産んでいくのも良いのですが、
遺伝子技術がさらに発展することで
いつか、アクアリウム業界でも、もっとたくさんの古代魚を飼育できるようになればいいのになと、思いました。
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