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突然の納豆レビュー

突然の納豆レビューです。こういうランキングっていつも順位下の方からはじまって、はやく1位が見たい気持ちから読み飛ばしちゃうんですよね、だから3位とか全く覚えてない。これテレビでは意味のあるカウントダウンだと思うんですけど、読み物だとどうなんだろ、1位からやったほうがほかの2位、3位もゆっくり見れるんじゃないの?というわけで一位からやる、まあ三位くらいまで書いたらあきちゃうんじゃないか。


第一位 太子納豆

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天才です。納豆になるために生まれてきた納豆。粒が大きいしパックも大きい。ねばりがとても強いので、混ぜるときに細い箸とかだと折れる危険性がある。太い箸で混ぜましょう。豆の歯ごたえはかなり大豆っぽさを残しつつ、味は完全に納豆菌に浸食されている。豆と菌のバランスにおいては菌の完全勝利といえる。我が身体における数億の納豆菌由来の遺伝子が太子納豆の一粒一粒とシンクロし、宇宙意思において存在した納豆菌原初に見た銀河系を旅する幾重の夢を想起させる。においとコクも強めなのに歯ごたえだけ豆豆しいというのが特徴。


第二位 津山の納豆

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東京で見たことがないけど東北のお土産としていただきそのポテンシャルの高さと柔軟さに衝撃を受けた納豆。北に生きる菌のおおらかさと温かみに圧倒される。豆の大きさは太子納豆と同じくらいの大粒、しかし粘り気は少なめであっさりしている。かなり大豆に近い状態。藁の内側は豆と納豆菌の均衡を絶妙に保ちつつ、和平状態で安定している様子。コアな納豆者もライトユーザーも納得させるポップさがある。


第三位 平家納豆

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(画像は納豆wikiから拝借)粒はそんなに大きくはないけど極小でもない。納豆菌の浸食具合は高い。朝とかに食べたい感じのさわやかめな味、とくにいうこともないんだけどなんだかできるだけ一緒にいたい存在。長年寄り添いすぎてお互い空気のような存在なってしまった大豆と納豆菌の曖昧で純情な関係性が伺える。


4位 せんだいや えだまめ納豆

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第一印象は悪かったけどだんだん気になる存在に、そして今はかなりの愛をそそいでいるアウトロー的存在。えだまめなので他の大豆系より圧倒的にねばりけは少ないがマメミが高く食べやすい。こんなにも豆が納豆菌を押さえつけているのに納豆として成立するのは素晴らしいと思う。戦隊ものでいうと途中まで完全にライバルだったのに最後急に仲間になったあげく、ひとりだけ特殊な変身をして本人がそのままロボットになってしまうような存在。


第五位 くめ納豆 味道楽

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コンビニで手に入るなかで最高位の納豆。納豆界のユニクロことくめ納豆が放つ納豆界のユニクロ内の高級ライン的納豆。大衆娯楽納豆のなかではかなり粘りも菌位も高めで毎日食べても飽きない。ミネラルウォーターレベルでよく飲む。こういうやつが生徒会にひとりいるから生徒会はみんな仲良くやっていけるんだよなと社会の始まりである学校、そしてその生徒会に思いをはせながら食べる。


第六位 あづま 舌鼓

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納豆界のH&Mことあづまによる上位クラスの納豆、コスパよし、菌よし、豆もわりとよしでスーパーで売ってたらとりあえず買っておく納豆。ちなみにこの納豆界のH&Mことあづまは納豆界のH&Mなだけあってかなり目立つセンスのプロダクトをリリースしている。そのなかでも「みそだれ納豆」のたれは異彩を放つセンス、納豆とみそだれのバランスはクリスマスセールのH&Mに匹敵する。


以上でした、意外と6位までいった。

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