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【初投稿】 私がnoteを始めた理由

自分のお墓に何と彫るか?

こんにちは、高倉俊祐と申します。

いきなりですが、あなたは自分のお墓に名前以外の文字を彫るとしたら、どんな言葉を刻みますか?

私は大学生の頃、どこかに「弁護士」とでっかく掘られた墓に入ってる人がいる、という話を聞いたことがあり、そんなお墓を建てられる人生って素敵だなぁと感銘を受けたんです。

自分は人生の最期を迎える時、「これが俺の生き様じゃい!」とお墓に彫れる何かを持っているのか?

そんなところから逆算して考えているうちに、私は、「笑」という字が彫れるような人生がいいなぁ、と思うようになりました。

「 高倉俊祐 笑 」

これだとまずいですね。よくないと思います。ですが、「笑」という字はどうしても入れたいのです。

放送作家という仕事を選んだ理由

そこで私は、笑いがゴールにくる仕事ってなんだろうと考えました。

お笑い芸人、素晴らしい仕事ですよね。憧れました。高校生の頃から、M-1だけは正座でわくわくして見ていました。

どんなにハードルを上げて見ても、毎回、それを超える感動がありました。笑いってすごいなぁ、と思いました。

その後も笑いって素晴らしいな、奥が深いなぁ〜、と思う経験が何度もありました。そのお話は、おいおい。

影響されやすい私は漫才師になることも一瞬考えましたが、ファミレスに行って大学ノートにネタを書いてみたらミラノ風ドリアを吐きそうになるぐらいつまらないネタができたので夢を諦めました。

お笑い芸人さんと仕事がしたい。自分が携わったものが誰かを笑わせて、価値として認められてお金を稼いだらどんなに気持ちいいだろう。そんな純真な気持ちでこの業界に飛び込みました。

そして10年。

想像していたよりも最高なことも最悪なこともありましたが、運良くこの仕事で飯を食え、色々な番組に携わらせていただいています。そして妻と娘とマンションとローン。今、私の人生はそんなところに落ち着いています。

では、私はお墓に「高倉俊祐 放送作家 笑」と書くのか?

書きません。「放送作家」と書くのも、まだ迷っています。

アートを残したい

なぜならまだ私には十分な「代表作」がないからです。

こう言ってしまうとこれまで携わってきた番組に失礼かもしれませんが…テレビ番組というのは1人で作り上げるものではなく、何十人・何百人で作るチームプレー。

(1つだけ、放送作家人生の中で「これは俺、けっこう作ったなあ!」と言える番組があるのですが…その話もまた、おいおい。)

VTRを作って出すのはディレクターの仕事、現場で体を張るのは演者さんの仕事、私は台本を書いたりネタ案を出したりする仕事。そうしてみんなで協力して1つのものを作り上げる、これは素晴らしいことであり、これからも続けていきたいと思います。

ですがその一方で、こんな欲望が頭をもたげてきました。

自分の生きた証として、ゴロっとした”アート”を残したい。

0から1を思いつき、1から100まで練り上げた、「作品」。それがどんな形になるのかはわかりません。自分の作品を見た人が笑顔になってくれれば、と願いながらも、意に反して禍々しいものが生まれてしまうかもしれません。でも、それもアート。それも自分。そんな生きた証みたいなゴロっとしたものを作ってみたい。

作ってみたいんです。

そうなってくると、字じゃなくてもいいな。お墓の件。

高倉俊祐 (^-^)

こんなことになるかもしれません。

とにかく!そんな私のnote、始めます。


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