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読書メモ『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』ロルフ・ドベリ(著), 安原 実津(訳)

この記事ではサードプレイスとして参加している
オンライン読書会で発表した書籍を紹介します。

今回は、

Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法

です。

『Think clearly』の引用と気づき

書籍からの引用とそこからの気づきです。

楽しさとやりがいの両方を目指す

「快楽の要素」は直接的な楽しみであり、「意義の要素」はその瞬間に意義を感じる私たちの感情だ。
たとえば、チョコレートを食べるのは多くの人にとって快楽の要素が大きいが、意義の要素はごくわずかだ。それに対して高齢の女性が道を横断する手助けをするときには、快楽の要素はわずかだが、意義の要素は大きい。
仕事に関しても、「意義」の果たす役割は大きい。特に若い人たちの場合、給与が少なくても、「意義のある」プロジェクトに参加できる仕事を選ぼうとする。
一番いいのは、「意義」のある何かと「楽しみ」のための何かを、交互にくり返すことかもしれない。ちょっと世の中のためになることをした後には、一杯のビールを楽しむというように。

快楽と意義…
言い換えれば「楽しさ」と「やりがい」
こなバランスが大事だという考え方です。

仕事では「意義」「やりがい」の要素が大きく、
MRという自分の仕事だと…
医療機関や患者さんへの貢献、
あとは営業として会社への貢献が
「意義」にあたるのかな、と。

一方の「快楽」「楽しさ」はパッと出てこない…
最近は「楽しさ」より「意義」を大事にしてる、
優先してるかな?
なんて気づきになりました。

いわゆる娯楽的なものはあんまりしてないし…
食事制限(間欠的ファスティング)、
カフェインレス、断酒…
子どもが小さいから映画もあんまり…

そう考えると、
どちらが強くても良くない気がします。
もう少し楽しみの要素を考えながら、
余白的なものを大事にしたいと思えました。

本当の自分を知る

私たちが変化するスピードは、自分で思っているよりずっと速い(第20章参照)。 私たちの好みだけでなく、一見変わらなさそうに思える私たちの個性や価値観すらも、時がたてばどんどん変化してしまう。 二〇年後や四〇年後のあなたは、いまのあなたが頭の中で描いているのとは、まったく別の人間だ。
何年も前の自分が書いたことをときどき読み返してみると、きっとその内容に驚くに違いない。あなたの矛盾や欠点や闇の部分も含め、できるだけありのままの自分を見つめるのも、よい人生にするための条件のひとつだ。
自分が誰かがわかっていれば、なりたい自分になれるチャンスも大きくなる。

本書では本当の自分を知るために
日記を書いて読み返すことをすすめていました。

引用したように個性や価値観が
どんどん変わるというのは実感。

学生時代と就職してからでも変わるし、
そこから結婚することでも変わる。
子供ができてからも…
そう考えると、
その時の自分の正直な気持ちを残しておくことは
自分を知る上でも大事なことです。

そして、それを振り返るためにも日記が有用。

同じような意味合いから
読書メモも有用だと気づきました。

昔の本を読む返すと当時の読書メモがあり、
その時に考えていたことや
悩んでいたことがわかります。

それによって今の自分との比較ができ、
自分の成長も確認できる。

自分を知るためにも、
日記と読書メモを継続しようと思えました。

読書効果を最大限に引き出す方法~よい本を選んで「続けて二度読む」ことのすすめ~

二度読んだときの読書効果は、一度しか読まないときの倍どころではない。もっとずっと高くなる。私の経験からいえば、ほぼ一〇倍にふくれあがる。 一読後、私の記憶に残るのは本の内容の3パーセント程度だが、二度読んだ後ではそれが30パーセントにまで増えている。
自分の読書カードを作るなら、30歳前後からが適当だろう。それ以降は、自分で決めた読書の冊数を厳格に守ればいい。
いずれにせよ、30歳を過ぎたら、人生の残りの時間を出来の悪い本に費やすのはもったいない。

よい本を2度読む。
この部分を読んでから、
これだ!と思った本は
何度も読み返すことを実践しています。

いつもの読書はKindleですが、
手元に残したいと思った本は紙の本でも購入して、
手の届く所に置いてパラパラと読み返しています。

一度読んだはずなのに新たな発見があるから面白い!

ちなみに本書の著者は読書カードを設定して、
10年で100冊と決めてるとのこと。

1年で10冊…厳選に厳選を重ねないとできなそう。

さすがにここまで割り切れませんが、
熟読本とそれ以外の使い分けを実践する!

Kindle Unlimitedにも登録していて
選定はしやすくなっているので、
手元に残しておきたい本を
厳選していこうと思いました。



以上、読書会で紹介した書籍の引用と気づきでした!

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