ロックシンガーとの手前味噌講座

3月26日、あいにくの雨。
かなり昔、ベジブロス講座に参加して下さったロックシンガー白井貴子さんと、野毛で飲んだ事がきっかけで、お付き合いをする様になった。
ダブルタカコ!でいつか何かやりましょうねーーと盛り上がっていました。当時、既に白井さんは、ゴミ箱でコンポストを作られたり、山での暮らしをされていたり、
何となく、ダブルタカコは、同じ匂いがしている気がしましたね。
でも、相手はかの、人気ロックシンガー。
私とは別の世界の人、、、、って憧れの存在だったと思う。
3年前、白井貴子さんは、有機農業を実践されていた。
神奈川県で、無農薬で大豆を栽培されだそうで、
沢山収穫出来たーー!とある日、教室に現れたのです。
あの、ロックシンガー白井貴子さんがです。
『この大豆使って何か作れないかしら』との相談。
『手前味噌』やりましょう!と即提案。
まずは身内でと、その年、白井貴子さんやギタリストの直子さん達と、20kg程の味噌を仕込みました。
翌年、『あの手前味噌、ものすごく美味しくて゛きた!と味噌を持って白井貴子さんが来校。
そこから、毎年、大豆を栽培され、そして、今年は大豆もかなりの収穫量となったそうです。
そして、今回、待望の白井貴子さんが栽培した大豆を使っての手前味噌仕込みワークショップ開催となりました。
前置き長くなりましたがーーーーーーー。

我が教室は狭いので、白井貴子さんを含めファンの方13名での味噌仕込み。BGMは、もちろん。白井貴子さんの歌ね。
今回は、大豆を福井の味噌の名店マルカワ味噌さんが煮で下さり、東京へ。
味噌仕込みが終わり、白井貴子さんは、ギタリスト本田さんの演奏で、な、なんと、生歌を歌ってくださったのでした。
ファンの方は、立ち上がり、拳を上げ、掛け声、
👏喝采。
ファンの皆さんは、ほぼ、ダブルタカコと同世代。
全国各地から参加。
『私、中学生の時からのファンなんです』
な、な、んと、40年余りのファン歴。
白井貴子さんの歌に合わせてジャンプするおじさん、おばちゃんたちの顔は、
中学、高校生の顔に戻っていた。
そして、
『味噌に白井さんの歌聴かせて、美味しくしたいー!』と容器の蓋を開ける人多々。

こんなに手前味噌講座、初めてでした。
ファンって、ありがたいものだ、と心から羨ましくもあった。
1989年、私がお菓子屋をはじめた頃、2003年表参道にカフェを始めた頃。
自由ヶ丘で、タカコナカムラホールフードスクールを開講した頃からのファンっているだろうか?
所詮、料理家なんてもの、一過性、使い捨ての
レシピ本みたいなもん。
やっぱ、音楽は別格。
息も長い。
憧れ期間は、永遠♾。
そりゃそう、私は、矢沢永吉好き。
キャロル時代からのファンだし。
昨年の、吉田拓郎のライブ引退には泣いた泣いた。
玉置浩二とは、死んでもいいと思っているし。
音楽の力、凄いなぁー。

白井貴子さんのファンを見ていると、ホントに歌のファンではない、白井さんの生き方、ライフスタイルのファンではないかと思う。
白井さんは、オーガニックやそれこそ、SDG s的な活動や価値を次の世代に残そうとされている。
それをファンの人たちは、支持され、応援しているのです。
何と、素晴らしいことか!

私も、この世にホールフードの価値観を死んでも残して逝きたいたいと思っている。
食べることを粗末にすると罰が当たると、心底思う。
環境変動、食糧難、物価高騰、、、そしてコロナパンデミック、みんな、人間が経済を最優先に、地球の叫びを聞かなかったからだと思っている。
3月13日からマスク自由化となり、少しずつ、コロナも終息に向かいつつあるのかもしれないが、私はスッキリとはしていない。

環境破壊をやめない限り、また、新しいウィルスが熱帯雨林の奥や泥炭地から、生まれて来ると思っている。
どんなウィルスや細菌が再び、襲ってきても、
生きるチカラがあれば乗り越えられるとしんじている。
マスクやワクチンにすがらなくても、
毎日、味噌汁飲んで、まっとうなものを食べ、太陽を浴び、カラダを動かして、真面目に働いていれば、何も怖いものはない。
この歳になって、元気で働き、毎晩、美味しい肴と酒を楽しんでいることは、うんと幸せなことです。
健康で仕事していれば、会いたい人にも会えるし、
ロックシンガー白井貴子さんと手前味噌講座をやれるんだから。





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