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テレワークで気をつけたい5つの睡眠技術

新型コロナウイルスの感染の拡大に伴い、テレワークを推奨する企業が急増しています。
また、学校が休校措置になって自宅で過ごすことになるお子さんやご家族も多くいらっしゃいます。
日頃と仕事や生活環境が大きく変わると、睡眠にも影響が出る可能性が高いので注意が必要です。そして、十分な睡眠をとることは身体の免疫力を上げるという意味においても、今の時期とても大切な習慣になります。
1人ひとりが健康に留意して過ごしていきたいこの時期だからこそ、取り組んでおきたい睡眠の技術をお伝えしますので、ビジネスパーソンの方も、お子さんがいらっしゃるご家庭でも家族皆で是非取り組んでみてください!

1.朝起きてしっかりと光を浴びる

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人間の身体には概日リズム(サーカディアン・リズム)というものが起床と睡眠のリズムを司っており、起きて光を浴びてその刺激が目を通して脳に届くことでリズムをスタートすることが出来ます。更に起きて光の刺激の15時間後くらいに夜の眠気を導くことが出来ます。このリズムがうまく作れないとイマイチ昼間脳がスッキリしなかったり、同じく土日に寝溜めをして起床時間が後退してしまうと翌月曜日に辛い起床困難になってしまいます。
ハイパフォーマーの睡眠は、起床時間を揃えて光を浴びることからが第一歩になります!

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太陽の光は、一切お金がかからない全生物に与えられた無償の太陽からの恵みなのです!私もいつも晴れた日はたっぷり日光浴をしています。

2.通勤時間が浮いた分、睡眠を確保しよう

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ビジネスパーソンにとって通勤時間はとても深刻な問題です。私がこれまで睡眠相談にのってきた人の中でも片道90分〜120分かかる、つまり往復で3〜4時間が移動だけでとられてしまう方が意外と多くいらっしゃいます。
もちろん、それだけ早く起きなければならない、そして寝始めが遅くなるわけなので、睡眠時間も短くなります。
つまり、自宅が遠い人ほどテレワークを活用するのは睡眠時間の確保や仕事時間の確保という観点でもとても有効なのです。
そして今テレワークがコロナウイルスの感染対策のため強く推奨されている状況ではありますが、睡眠の観点からいえば移動時間が削減できた分、早く眠る習慣を作れるチャンスとも考えることもできます。
睡眠時間を確保出来た時に、次の日のパフォーマンスやスッキリ感がどれくらい素晴らしいかを是非体感されて、それを今後の良い習慣にされてみてください。

3.眠気が来ても横にならない

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自宅で仕事をしていると、疲れたときはいつでも休める環境にあります。個人的には会社に出勤をしていても適切に仮眠をすることで午後のパフォーマンスを最大限発揮していただきたいのですが、自宅だと周りの目も気にならず、管理職の方であれば部下に示しがつかないと気をつかう必要もないので堂々と仮眠ができる状態にあります。しかし、自宅でとる仮眠もやり方を間違えると夜の本睡眠に悪影響をあたえてしまいます。特に重要なのが姿勢です。ついつい「寝る=ベッド」という固定概念があり、仮眠するときもフラットな夜寝ているベッドに行ってしまうことがあるかもしれません。
しかし、フラットな状態でまして布団などを使って寝てしまうと深い睡眠の方に遷移してしまい、なかなか起きれず1〜2時間寝てしまう場合もあります。そうすると夜の睡眠で寝付けなくなったり眠りの深さが阻害されてしまうのです。テレワークでの仮眠はベッドではなく、首が固定できるソファーなどを使い実施しましょう。

4.寝る直前まで仕事をしない

テレワークが推奨されていると、人から声をかけられることもなく快適な仕事環境ゆえに連続してどんどん仕事をしてしまう傾向があります。
そのようにメリハリなどがなくなってしまうと、ずっと朝から晩までPCに向かって仕事をするような状態になりオフィスに居るときよりも仕事量が増えてしまうこともあるでしょう。いつでもPCそして仕事にアクセスできる環境故についつい寝る直前までメールの返信や資料作成等をしてしまうことがあります。しかし、そうすると寝る前に脳がONの状態のまま寝ることになり、ベッドに入っても仕事のことが気になり眠れない、寝ているけれど眠りの質が悪いということに繋がってきてしまいます。テレワークだからこそ、家族との時間、食事の時間、お風呂の時間などOFFを意識的にもつようにしましょう。

5.仕事をする場所を決める

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人間の脳は場所とそこで行った行為をセットで記憶するという特徴があります。それゆえ、ベッドでスマホをいじったり読書をすると、ベッドは眠る場所ではなく情報をインプットする場所だと覚えてしまい、ベッドに入ってもなかなか眠れないという状態に陥ります。なので、良い睡眠をとる大原則は「ベッド=睡眠」という正しい認識をさせてあげることが大切なのです。
それと同じ原理で、仕事をする場所も大切です。
例えば子供が宿題をする場所が食卓だったりすると脳は、勉強をするのか食事をとるのか分からなくなります。同じようにビジネスパーソンがテレワークで仕事をするときも仕事机というものを1つ決めてそこで行うが理想的です。ソファー、食卓、ましてベッドに寝転がりながら仕事などをすることは集中力の低下などにも繋がるので避けるようにしましょう。
一方、考えが詰まったときなどに近くのカフェなどで気分転換も兼ねて景色を見ながら仕事をするのはクリエイティブな仕事をするときなどはオススメです!


コロナウイルス問題で大変な状況ではありますが、ポジティブに考えれば、働き方や睡眠の習慣を見直す大きなきっかけになるかもしれません。
皆様ご自身のテレワークの生産性向上、そしてご家族の健康にもお役立て頂ければ嬉しいです。

Have a nice sleep everyone!


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