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そもそも余裕資産って何?どうやって計算するの?

まず初めに、前回の「30代から、老後資金3,360万円どうやって貯めるの?? 」のおさらいをしましょう!

前回のおさらい

・老後資金は約3,360万円必要!

・日本の王道、貯金で達成するのに、20年間貯めれるとすると月々東京ワンルームマンションを追加で借りると同じ出費!月々14万円を貯金、将来何があるかわからないし、正直厳しい。。。

・複利効果が出るものにお金を置けば、月々14万円を10万円に落とせたり、5万円に落とせたりする!(年数を上げれたら、なお月々の金額を下げれます)

本題へ:余裕資産とは

さて、ではそもそも貴方がどれくらいの金額を複利運用に回せるのか、つまり「余裕資産」を検討していきましょう。ここで言う余裕資産に厳密な定義は置かないのですが、理解としては「通常の生活+緊急自体に必要なお金」を必要貯金と置くと、

「全ての預貯金ー必要貯金」を余裕資産と考えます。

これは、個人のリスク状況によってもかなり差が出てくると思います。

例えば、私を例にすると、以前スタートアップにてお金が安定しなかった時は、もし収入がゼロになったとしても1年はスタートアップへの投資と貯金を崩して生活できるよう、必要貯金を多く設定し、余裕資産に回せるお金はそれほどありませんでした。逆に、大手企業に勤めている今は、以前よりも収入が安定しているので、余裕資産として区分するお金は圧倒的に多くなっています。

では、3ヶ月なり1年なりの必要貯金を残すには、自分が毎月どれくらいの支出があるのかをまず把握する必要があります。

毎月の支出はいくら?2020年平均を見て見ましょう

「そもそも毎月いくら使っているか、残ってるか知らない」という貴方。心配ありません、簡単に2020年の概算を把握する方法をこれから説明します!

この方法は、簡単にわかる金額を使って、大体の出費を計算します。ここで重要なのは、正確性より10%くらい間違っていても大体の出費を把握することです!必要になる情報としては、2019年12月31日と2020年12月31日の現預金残高(①、③)、給与年間金額(②税引前でも後でも良い)、家賃の年間金額(④)。

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①2019年12月31日に保有していた現預金等を記載してください。現金がいくらあったか分からないかもしれませんが、通常現金を使う習慣がない方でしたら、ゼロ円でも良いでしょう。

②給与やその他収入を記載ください。給与は税引前を記載することをお勧めします。通常受け取る金額だけ見ていると、実際に税金がどれくらい取られているのか感覚がなくなるので、ここで再度確認しましょう。

③ここは、①と同様の考えで、2020年12月31日時点の数字を記載ください。

④最後に、家賃と所得税の金額を記載しましょう。

これらが記載できれば、①+②ー③ー④をした結果、家賃・所得税以外の出費が明らかになります!また、右の列にも、12ヶ月平均を挿入しているので、月々の目安もわかります。

補足:これは資金の動きをベースにしているので、厳密にはクレジットカードの引き落としを考えたりすると、2020年に実際購入しても、ここのシートには支出・経費としては出て来ず、預金にとして残ってしまいます。しかし、12月に特別大きな出費がない限り、これを考慮しなくても大体の数字を把握するのには問題ありません。もっと、詳しく知りたい方はコメントいただければ、理由について別途記事を書きますので!

支出が解明、では余裕資産はいくら?

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先ほどの例を引き続き利用しましょう。2020年末に131万円の預貯金があります。支出は所得税を除くと月23万円(内10万が家賃、13万ががその他)です。

もし、貴方は現在安定収入があり、「3ヶ月くらいの生活費さえ預貯金にあれば良い」と考えるのでしたら、余裕資産は60万円ほどになります。(131万円ー23万円x3ヶ月)

この60万円を原資にスタートし、その後、月々6、7万円を投資に回せますね。もちろん、これをきっかけに「その他経費を下げて、月々を10万円に増やそう!」等、自分でも色々調整できます。

もし、この計算をして見た結果、「いや、私毎月5千円しか余裕ないんだけど、意味あるの?」と思われた方でも、ぜひ毎月千円からでも良いので、余裕資産として考えてく!

まとめ

・老後資金3,360万円を貯めるに当たっても、そもそも貯めることができるお金がいくらか計算できないといけない

・自分の余裕資産(「通常の生活+緊急自体に必要なお金」以外)を把握する必要あり

・余裕資産を計算するには、自分の収入・支出を把握する必要あり(エクセルで簡単に判明します!)

・添付エクセルを使って、数字で遊んでみよう!(質問があれば、コメント・twitter DMしてください⭐︎)

・次回は、余裕資産の活用方法についてです!(3%、いや5%+年利をつけるには!?)!乞うご期待♪

補足

余裕資産は個人がいる状況、気持ち・考えにも大きく影響されるので(どれくらいのリスクを負っても良いか)、3ヶ月や1年は参考として考えてくださいね!

また、より細かい収支計算をしたい方は、是非コメント・twitter DMください。

著者の紹介:

公認会計士。三大監査法人、上海でスタートアップ、独立コンサル(スタートアップ、中小企業の収益性、CF、財務統制等のサポート)を経て、現在は東京に戻って大手製造会社で財務戦略を担当

趣味は、エクセルで家計簿(祖母の教えで、6歳から家計簿を始める)

30代に入って、ようやく投資を開始!重要性をしみじみ感じて、周りの同年代にもこの発見を共有したく、記事作成開始。

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