1キロもろくに走れなかった人が4ヶ月かけて炎天下で9キロ完走して気づいたこと
さる4月21日に人生初、塩谷マラソンの9キロコースに挑戦した。
結論からいうと以下のことがわかった。
①人間あつい!死ぬ!と思ってるうちは死なない。
②人間極限状態になったら内臓に命令ができる。
③ゴールあとの飲み物はなんでも最高においしい。
④ランナーズハイは訪れなかった。
そして、これまでの練習が続いたコツとして・・・
⑤走る練習に伴う難儀も事前に想定したこと
それぞれほぼタイトル通りそのままなのであとは読み飛ばしてもOKです。
以下、解説。
①人間あつい!死ぬ!と思ってるうちは死なない。
その日は本当に殺人的に暑く、影もなく、初めてのマラソンには最高で最悪の天気だった。あの暑さを考えたら、レギンスは次は絶対履かない、足が燃えるようにあつかった。「体を冷やす」ことに関して人生で見聞きしたあらゆる知識が総動員され「鼻呼吸は脳のラジエーター!」と後半は、ものすごく鼻息荒く走っていた気がする。あと「私の体温は36度だから気温は30度ぐらいは涼しいはずだろ!そうだろ!」と自分に暗示をかけていた。熱中症が一番怖かったけど「暑くて死ぬっ」て思っているうちは案外死なないのかもしれない、と思った。人間の逞しさを知る。
②人間極限状態になったら内臓に命令ができる。
これはレース前に大量にドリンクを飲んでしまっていたのが、ラスト2〜3キロぐらいで尿意がすごくて・・・「下から出るな!蒸発させろ!」と膀胱に念じながら走っていたら、なんとか、もちました。
③ゴールあとの飲み物はなんでも最高においしい。
今までの最高の飲み物の地位は、「ハードな撮影のあとのビール」でしたが。かるくその100倍おいしかった。プロテインドリンクが。でも多分なんだって美味しかったと思う。この瞬間のためにまた頑張れると思ったぐらい、おいしかった。
④ランナーズハイは訪れなかった。
ランナーズハイ、というものがあると聞いていたので、必ず経験するものだと思ってたけど、私にはこなかった。残念。ゴールあとの開放感は過去最高だったのでヨシとする。
⑤走る人間になる、と決めるということは
今回全く走れないし走るの嫌いなくせに、走ることに挑戦した理由については長くなるので書かないが、9キロ走れたのは、その前の練習が段階をおって計画的にできたことが大きい。その点は、エライと自分でも思った。
効いたのは、①サボり抑止力としてSNSに恥の記録をUP ②自分に超優しくハードルを徐々にあげたこと。③練習に伴う名前のつかない業務(洗濯物や後のシャワー、時間の確保)もやったる、と覚悟決めたことが大きいかも。
あ!そして、今回ベテランランナーのおじさんが伴走してくれて本当にありがたかった。沿道で応援するこどもに駆け寄って、ハイタッチする心と体力の余裕には、めちゃくちゃ憧れた。(私は、ヒィヒィ死にがた〜で、それどころじゃなかった)
正直にいうと、自分的なKPIはクリアしたものの9キロで死にがたー(死にかけるほど辛い)になってるのでこの「4倍強」を走ることが、あと7ヶ月をもってしても到底できる気はしてしない。しかし、4ヶ月前は「9キロ」さえもできる気はしなかった。それができたので、「やれば、できる」とはこのことかもしれないと思った。
ただ、「やれば」と「できる」の間にある距離は、練習という行動を積み重ねるしかないけれど・・・
イラストは、いつかみたドキュメンタリーで心理カウンセラーの人が「行動しつづけること」をパールに糸を通しつづけること、と表現していて、素敵だなぁとおもったので、その人の絵を真似た。
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