ADHD気味親子の冒険#2『カオスに向かう』
こんにちは。以前、書きました『ADHD気味親子の冒険』の続編を書いていこうと思います。僕と息子の記録として残すことが主な目的ですが、ADHD気味のお子さまがいらっしゃる方のお役に立てたらなあ、とも少し考えています。
息子4歳は絶賛『MINECRAFT』(マインクラフト)というゲームにハマっています。もはや説明は不要かと思いますが、一応、下にリンクを貼っておきます。(みらいごとラボさんのページより)
簡単に言うと、自分だけの世界を一定のルールに基づいて、自由に作ることができるゲームです。
息子の作る世界はカオスです。モブと呼ばれるモンスターみたいなキャラクターが溢れ、溶岩、永遠に水が溢れ出るプールなどのほか、ブロックを積み上げて、恐竜などを作ったりしています。
それを眺めながら「なぜ、こんなにもカオスに向かうのだろうか?」と疑問に思ったのですが、よく考えると、子どもの頃、自分自身も同じようにカオスに向かっていたことを思い出しました。
カオスに向かう僕
当時、ガンダムのBB戦士というプラモデルが大好きで、釣りを始めるまでは、お小遣いは全て、そのBB戦士たちを買うことに使っていました。
友人たちも同じように、BB戦士を集めていたのですが、ある友人の家に遊びに行くと、綺麗に作ったBB戦士をたくさん棚に並べていました。
一方で僕は、あるBB戦士の顔や腕を、違うBB戦士にくっつけたり、武器を交換したりと、ガンダムの世界観を台無しにしつつ、遊んでいました。
カオスに向かう息子
そして、やはり息子についても同じように、おもちゃの種類や世界観をごちゃごちゃにして遊んでいます。
例えば、シンカリオンとレゴ、恐竜のフィギュアとトミカなど、メーカーを横断し、世界観を横断し、遊んでいます。
そして、前述した通り、息子のマインクラフトの世界もかなりカオス。僕たちは自然とカオスに向かっていくのだろうと感じました。
大人になるとカオスを避ける
ところで、僕は数年前から、整理整頓を滅茶苦茶心がけるようになりました。それは、整理整頓した方が、色々と捗るからです。
タスクの管理には、クリアファイルを使っています。クリアファイルはどれも同じ種類で、同じシールに、同じペンで、タスクの内容(タイトル)を大体同じ大きさで書いて整理しています。
仕事で使う本、趣味の本、勉強のための本は、違う場所にならべていますし、机の上は基本的にファイルと辞書とパソコンと電卓と筆記用具以外置いていません。
そうすることによって、何かを探す時間が大幅に短縮され、仕事が捗るようになりました。「整理していない何て愚の骨頂だ」と今は思っています。
しかし、気を抜くと、机の上はすぐにカオスに向かってしまいます。
ここで一つの仮説が生まれました。
もしかしたら、人は自然とカオスに向かってしまうのではないだろうか?
整理整頓による効果を実感したことから、無理矢理に整理整頓を習慣化させ、どんなに忙しくても定期的に整理整頓の時間を設けることで、僕は整理整頓ができるようになりました。
しかし、そうしなければ、平気でカオスに覆われてしまいます。
今まで書いたことは、あくまで、僕の息子の身の回りとマインクラフトの世界、そして、僕の身の回りのことに過ぎませんが、街中を観てみると、そこはカオスに満ちています。
人間の気の向くまま、いや、欲望のままに様々なお店やサービスが出来上がっています。
人間はどこかの時点でそれをコントロールしようとします。
効率化のため、景観のため、治安維持のため、コントロールする目的は様々です。
何のために、どうコントロールするのか?
僕と息子かADHD気味であることは別にして、自分の欲望や感情を「何のために、どうコントロールするのか」は、人の大切な課題だと思います。
息子が何のために、自分の欲望や感情を、どうコントロールするのか。とてもとても気になります。
しかし、僕ができることは、息子が、頑張ることを応援し、サポートすることに尽きます。
彼が何のため、自分の欲望や感情を、どうコントロールするのかを、コントロールすべきではない、と僕は思います。僕がいつも言うのは「人を傷つけない」ということだけです。
僕が整理整頓できるようになったのは、数年前だから、息子がいろんなものを整理整頓できるのは、いつになるのやら。それまではカオスを迎え入れようと思います。
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