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ウッドデッキは内と外の間で何を与えるのか。

2020年4月12日、今日は少し肌寒い。世界はコロナウイルスで大変になっている。先日、僕が住む福岡県を含む7都府県で緊急事態宣言が出された。

コロナウイルスの感染拡大を防止するため、国や県は不要不急の外出を自粛するようお願いしている。僕らはショッピングモールでの買い物だけでなく、遊具のある公園で遊ぶことさえ出来ない。

ところで、僕の家にはウッドデッキがある。家の南側の縁側にあるので、家からお庭に出る時には、縁側の窓を開け、ウッドデッキを横切って庭に出る。

僕には2人の子どもがいて、上の子が4歳、下の子が2歳。こんな状況だから、普段預けている園から、登園自粛をお願いされ、2人とも家にいる。

毎日、家の中で遊ぶのだけれども、家で遊ぶのに飽きたら、窓を開けて、ウッドデッキに出て遊ぶ。そして、それにも飽きたら2人ともお庭に出て遊ぶ。

その姿を見て、ふと、この2人には、家の中と家の外の区別がついていないのではないか、と思った。

ウッドデッキから庭に出る時は靴を履かない。子どもたちを呼び止め、靴を履かせて遊んでもらう。そして、庭から家の中に入ってくる時、ウッドデッキの上を靴のまま上がってくる。

もし、ウッドデッキがなかったらどうだろう。

縁側から外が庭。縁側の下に靴が置いてあって、その靴を履いて庭に出る。縁側から内が家。靴を脱いで、縁側の下に靴を置いて家に入る。

縁側と庭の間にあるのがウッドデッキある。外だけど、庭ではない。家だけど、屋内ではない。

だから、子どもたちは家の中と家の外の区別がついていないのかもしれない。庭の土をスコップで掬って、ウッドデッキの上にばら撒いたりするし、室内で遊ぶレゴブロックを庭に配置したりする。

これらはおそらく、ウッドデッキという存在が、家の中と家の外の垣根を無くしているからだろう。

そう、ウッドデッキを設置することで、家の中と家の外の垣根を撤去できるのだ。

何かを設置することで、何かを撤去することができる。それって、すげーいいなーって思うし、他にそういうのないかなーって考えるけど、あんまり思い浮かばない。

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