Open Team Building : #05 議論

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#01 #02 にて紹介したスタッフの意見は、以下のようにグラフ化しました。
・Indivisual MTG(個別のミーティング)
・TESRA(テスラによる活動)
・Seminer(ビジネスセミナー等)
 どれをするにしても、TEAM philosophy を意識して行うことでより効果が高まるという考えから、まずはこの部分を重点的に進めます。

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 まずチームフィロソフィーは3要素に分類できるのではと分析をしました。 
この段階でのイメージは
1・オンコートにおけるスローガン(Team Slogan)
2・オフコートにおける行動指針(Team culture)
3・上記1・2に当てはまらない何か(Team DNA)

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 というぼんやりとしたイメージがありました。
スタッフに意見を求める→可視化する→意見を求める
といったオンラインによる議論を繰り返しまとめていきます。

 下図はその過程の一例です。TEAM culture に分類されるであろう要素をまとめ要約します。それをスタッフに共有して改めて意見を求めます。

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 基本的には可視化の作業は石田が担当をしています。まとめかた・言葉の選び方には偏りが出てくる可能性がありますので毎回、加筆や修正を求めています。

 例えば下の画像では、東京エクセレンスが掲げるチーム理念の大枠が加わっています。これはチームビルディングをする上で大前提として意識しておくべきという意見がスタッフから出てきたことで変わりました。

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 これにより、東京エクセレンスという組織が目指しているは、
「スポーツを通じてたくさんの人を笑顔に」すること。

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 その上で、チームが目指すべき姿を表現する言葉は□□である。そしてこの組織は〇〇のような文化を持ち大切にしている。そしてこの組織が持つ根本的な要素、重要視する価値観は△△である。という構成が見えてきます。

 また、この東京エクセレンスの理念が出てきた時点でもう1つ議論があります。いま紹介しているチームビルディングは今後もチームに残るものなのか?

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 これに関しては残りません。#01でも紹介をしましたがこの状況だからこそ実施している企画です。もちろんHCを務めるのであればこういった作業は当然なのかもしれません。だとしたら尚更、新しいHCが就任をすれば、そのHCが持つ理念を浸透させる必要があります。

 このように、1つの話題を掘り下げていくこともあれば、根本的な話題になることもあり、時には0から考え直してみることを提案をしたりと、様々な角度から時間をかけて議論を進めました。

 では次に、オンコートにおけるスローガンについて紹介をしていきます。上の図にもありますが、5つの要素(オレンジ枠)から考えることにしました。

1・勝敗へのこだわり
2・努力・工夫・継続
3・チーム内競争
4・身体への向き合い
5・No Excuse

 1・2・3に関しては、これらが必要で重要視するのもわかる。ただし判断基準は?勝敗へのこだわりがある状態とはなにか?工夫できているとは何を指すのか?チーム内競争があるってどういうことなのか?
 4に関しては、身体への向き合いで可能なことはどれくらいあるのか。
 5に関しては、No Excuse(言い訳をしない)はわかるが、Explain(説明をする)はしてほしい。2つは相反するのか。

 このようなことを意見を求めつつ、深く掘り下げていきました。

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 上の図はGRAB THE VICTORY とはどんなものか、あるいはスタッフそれぞれが考える、勝つために必要なことを可視化したものです。新たな発見があったり、意見を可視化するプロセスが面白かったりと、刺激的な時間でした。

 分かっていても発言をすることで再確認できる。発言をしてもらうことで見えていなかった価値観がわかる。発言をしようとすると考える時間も増えるので、思考の整理につながり、かつそれを共有できる。そんな議論の場となりました。

 次回からはチームフィロソフィーをいよいよまとめていきます。

・・・・・

 議論というテーマで書き進めましたが、議論慣れをしている訳ではありません。ただ、比較にはならないかもしれませんが、講習会などで意見を求められた時に、できるだけ発言をしようと思うようになりました。以前は聞くだけで発言はしない方でしたが、することでより深く学べるかもしれないと姿勢を変えました。

 ただそういう姿勢でいても、発言をすることへのハードルは低くはありません。「的外れなことは言いたくない」「こんな発言意味あるのだろうか」なんて不安を感じ始めると静観している方が安全ですから、その安全地帯から出ていくのは簡単ではありません。

 その時によくクリニックで自分が言っていることを思い出します。「失敗をおそれずに挑戦しよう」子供達に向けてはそういうことを自信を持って言えるはずなのに、自分は失敗をおそれずに挑戦できているだろうか。

 もちろん失敗が許されない場面、失敗しないほうがいいことはあります。でもそれよりも失敗しても平気なことの方がたくさんあります。失敗をしても平気なはず(少し恥ずかしい程度)なのに、やらない判断をしたくないなと思えるようになりました。 *勿論やらない方がいいって判断が必要な場合もあります。

 安全地帯という言葉が出ましたが、自分がもつコンフォートゾーン(居心地がいい場所)から抜け出すことの難しさですね。

 議論をしたから凄いというわけではありませんし、今回のアプローチも議論とは呼べないものかもしれません。それでもスタッフそれぞれがコンフォートゾーンを抜け出し、多くの意見を出してくれていることにただただ感謝です。

  

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