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キャンピングカー、思ってたんと違う。。

いま、僕はJAFの到着を待っている。

今日、宿泊する予定のオートキャンプ場まではあと5分のところにいて、伊豆・河津駅前のスーパーで買い出しをしていた。さあこれから出発!というその瞬間、バッテリーがあがっていた。思い起こせば車を離れる前、2歳の子が運転席でなにやら遊んでいた。僕はそれを好々爺のような穏やかな表情で放っておいたのだが、今にして思えばそれが失敗だった。我が家のベイビードライバーはヘッドライトを点灯させ、いくつかのボタンを押していた。結果としてバッテリーはあがり、大晦日の今日、慌ただしいJAFの到着は一時間後と告げられ、僕は平常心を取り戻すために今これを書いている。

キャンピングカー、10年落ちの中古を買ったのが悪かったのか、結構大変なんです!まず最初の問題はこのバッテリー問題。冬場のキャンピングカーの肝になるのはFFヒーターという、エンジンを切っても室内を温めることができるヒーターで、これは必要不可欠なもの。これを始動させるためにもバッテリーは必要だし、室内灯やIHヒーターを使うにも電気はマスト。基本、キャンピングカーは毎日走ってれば充電されるので問題ないのだが、同じところに停めて好き放題しているとバッテリーがあがってしまう。手持ちのサブバッテリーもあるんでそっちから車に送電して使うこともできるのだが、それも限界あるんで、自由に使うには心許ない。

これから向かうキャンプ場の細かいことはほとんど知らない。調べてない。ただ外部電源OKのキャンプサイトだから行くのである。裏を返せば外部電源アリでなければオートキャンプ場なんか僕は行かない。これまでにも年に3、4回は家族でキャンプに行っていたが、今回の旅で僕は別にキャンプがしたい訳じゃないんで。もちろんバーベキューしたり焚火したりするのも嫌いじゃないけど、毎日それをやりたいようなハードコア・キャンパーじゃないのです。東京を出て、まず最初に目指したのは行き慣れた富士五湖周辺。やっぱりお正月は富士山でしょ!ってことで向かったんだけど、死ぬほど寒いの!!外にいられないぐらい寒くて、ずっとキャンピングカーの中にいて、これじゃあ面白くないなってことですぐに出ちゃった。そんくらい寒いの!!

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↑ 富士山ってやっぱ超〜めでたい感じハンパないし、景色も見事!ほんと最高なんだけどね〜(本栖湖で撮影)

で、伊豆に向かいました。

車中泊の定番といえば高速のサービスエリアやパーキングエリア、キャンピングカーならRVパーク、そして定番の道の駅と、宿泊できる場はいろいろあります。でもそれって別に快適じゃないし、なにより世界観が美しくない。僕にしてみれば利点はトイレが使えるというその一点のみ。ゴミも捨てられないところがほとんどで、マジで呆れる!

これは異常なことだと痛感しました。キャンプ場もゴミを持ち帰れと迫ってくるし。道の駅やSA、PAは国民の税金で作られているのだからゴミを回収する機能を持たせるのは当然であり、利用者の善意を利用してゴミは持ち帰ってください、なんて平然と曰う今のこの状況は完全にアウトでしょ。外国人が大挙して押し寄せる2020年、レンタカーで旅行する外国人たちはゴミをどこに捨てたら良いのか分からず、ゴミをトランクに詰め込みながら旅をするしかないのである。ほんと可哀想!

この先このカルチャーの成熟を、、

あ、JAFきた。

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で、そこから時は経って今は夜の8時。なんかさっきは毒づいちゃってすんませんでした。JAFのおじさんもめっちゃ良かったし、その後にやってきたキャンプサイトのおじいさんもすごくマイルドでいい人だったんで、すっかりいい気分で。伊豆のおじさんってみんなふんわり暖かい。「今日はゆっくり休んでねぇ。明日はお正月だから朝またみかん持ってくるからねぇ」って言ってくれたりして僕もすっかりふんわりモード。JAFに支払った2万円弱の支払いも今や昔。炭と薪の香りに包まれて今はすっかりキャンパー・モード。大晦日を山の頂上で過ごす自分に乾杯!な感じ。

ちなみに、伊豆は暖かいです。僕は南伊豆が好きなんでそのあたりにいるんですが、ここ数日はずっとロンT一枚で過ごしてます。沖縄に近い亜熱帯な空気感が漂っていて、民家の軒先やいたるところにアロエの花を見かけます。アロエは冬に曼珠沙華のような花を咲かせるので、それを見る度に南国気分に拍車がかかります。

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あと数時間で2019年も終わりです。ひとりMacBookに向かってると子供たちから非難轟々なんで、そろそろ終わりにしてUNOタイムに突入しようと思います。

最後に今日の一曲。

2019年、世界中でヒットしたこの曲、If The World Was Endingです。

この歌の好きな部分は「もし地震がきて世界が終わるとしたら、君は僕のところに来て一緒に夜を過ごしてくれるかい?」と聞く部分です。地震っていうのが僕にとっては強烈なリアリティでグッとくるんです。あり得るんで。

少し甘えたような声で「ウチにきてくれるよね? でしょ?」って囁くJP Saxeのヴォーカルも切なく胸に突き刺さります。

今年の締めくくりに想像してみてください。もし地震がきて世界が終わるとしたら、あなたは誰と過ごしたいですか? 家族? 恋人? 友達?

今年も楽しい一年でしたね。では、また来年。

愛すべき僕のアミーゴ&アミーガたち、よいお年を。


<歌詞抜粋>

But if the world was ending, you'd come over, right?
You'd come over and you'd stay the night
Would you love me for the hell of it?
All our fears would be irrelevant
If the world was ending, you'd come over right?
The sky'd be falling and I'd hold you tight

If the world was ending, you'd come over, right? Right?

もし世界の終わりが来るとしたら、ウチにきてくれる? ね。
ウチにやってきて、一緒にその夜を過ごそうよ
もうなんの理由もなくただ、僕を愛してくれる?
恐怖なんかとは無関係の世界でさ
もし空が落ちてくるとしても僕が君をしっかり抱きしめてるから

もし世界の終わりが来るとしたら、ウチにきてくれる? ね。







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