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湘南内定のFW根本凌。新井光に触発され、山﨑凌吾から学び、バトンを受け取った男の地元・湘南とベルマーレへの深い愛情。

2020年3月27日に2022年シーズンからの湘南ベルマーレ入り内定を発表した鹿屋体育大3年のFW根本凌。

現在、新型コロナウィルスの関係で鹿屋体育大サッカー部の練習も停止し、大学のある鹿児島県鹿屋市の選手寮で過ごす日々を送っているが、彼の目はまっすぐに未来に向けられていた。

今、彼は何を思うのか。

地元・湘南、そして地元クラブであるベルマーレへの想いやこれまでのサッカー人生、そして将来への想いを包み隠さずに話してもらった。

「今は大学サッカーとJリーグで活躍するために自主トレをしながらも、自分を磨くために必要な時間として自分と向き合いながら、これまでのことやこれからをしっかりと考えていきたいと思っています」。

こう切り出して始まった電話インタビューは実に3時間に渡った。

まず彼が語ったのは彼が中学時代まで過ごした茅ヶ崎市、湘南地区への想いだった。

「僕がベルマーレの試合を初めて観に行ったのは小4の時でした。サッカーは小3の時に始めたのですが、それまではプロというものをよく知らなかったんです。

でも、サッカーをずっとやっていた父に平塚陸上競技場に連れられて試合を観に行った時に、正直誰がいるとか分からなかったのですが、サポーターの応援が凄くて、その中でプレーする選手たちが凄くカッコよく見えたんです。

初めての体験で、凄く衝撃的だったというか、プロサッカー選手への憧れが強くなって、そのあとの七夕の短冊に『プロサッカー選手になりたい』と書いたんです。最初にプロサッカー選手になりたいと思わせてくれた存在がベルマーレでした」。

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