4つの反応2

そのお客様が買うという根拠は、何?

世の中の多くのセールスは、企業相手の法人セールスです。
法人セールスの現場では、セールスマネージャーとセールスがこんな会話をしがちです。
 
 「ヤマダ君。売れそうかな?」
 「大丈夫です!行けますッ!」
 
でもその根拠は感覚だったり、勘だったりすることが多いものです。
 
私がIBMにいた時、セールス案件ごとに「この場合、CRAは何だろう?」と議論することがよくありました。
 
CRAとは“Compelling Reason to Act”の略。日本語で「お客様がどうしても買わなければならない差し迫った理由」のことです。
 
消費者は「これ、なんか好き!」で衝動的に買ったりしますが、法人のお客様は常に合理的に買うかどうかを判断します。
だからCRAが大切になるのです。
 
ここで1つの指標になるのが、顧客の反応です。

顧客の反応は、大きくわけると次の4つに分けられます。
 
1.成長志向型:求める結果が、現状よりも高く、ギャップがある
2.トラブル型:求める結果に、現状がトラブルで追いつかず、ギャップがある
3.平静型:求める結果と現状が一致している
4.自信過剰型:求める結果に対して、認識している現状はずっとよい

「成長指向型」「トラブル型」は売れる可能性が高いのですが、「平静型」は売れる可能性は低く、「自信過剰型」は売れる可能性ゼロです。
 
お客さんの反応を見ながら、お客さんが「成長指向型」「トラブル型」いずれの課題を抱えているのかを見極めていきたいものです。
 
↓詳しくは
https://takahisanagai.com/20190212

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