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Road to 日比谷野音

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#野音

野音の風とビールとGrapevine 【288/200】

ヤマカワタカヒロです。 昨日はGrapevineの日比谷野音公演に行ってきました。 97年のデビュー以来、Grapevineはずっとかっこいい。 多少の浮き沈みもあっただろうけど、GrapevineはずっとGrapevineのまま、かっこいい。 それって本当にすごいことだと思う。 野音の風に吹かれながら、ビール片手にGrapevineの音楽を聴いている時間。 いろんなことが「どうでもいい」と思えて、人生なんて「どうなったっていい」と思える。 幸福な瞬間って、こう

Road to 日比谷野音 【002/200】

2022年までに日比谷野音のステージに立つ。 アーティスト・ヤマカワタカヒロとして掲げた目標です。 2022年までは、あと4年。 1年は52週だから、4年は208週。 日比谷野音でコンサートが開催できるのは、4〜10月の土日祝に限られます。 つまり、タイムリミットは、2022年10月ということ。 11・12月の8週を差し引くと、残りは200週。 未来の僕が、野音のステージを終えた後、どんな旅路だったのか振り返ることができるように、 そして 今の僕が、日常にま

3枚の名刺と、「続ける」ということ【003/200】

僕は今、名刺を3枚持っています。 1枚目は勤務先の会社の名刺 2枚目はシンガーソングライターとしての名刺 3枚目は経営参画しているNPO法人 HUG for ALL(以下HFA) の名刺です。 今週は、HFAの公開ワークショップの開催があり、その準備に追われていました。 HFAは、「すべての子どもに安心できる居場所と生きる力を」をミッションに、 児童養護施設でくらす子どもたちへの支援活動を行っています。 現在は、ある施設と連携して その施設でくらす小中学生たち

自分を追い込んでわかった3つのこと 【004/200】

今週は平日にOfficial髭男dismさんのライブを観て、週末は自分のライブでした。 Official髭男dismは「What’s Going On?」をラジオで聴いて衝撃を受けてから大好きなバンドです。 「みんなの憂鬱を吹き飛ばしたい」「いい音楽を隅々まで届けたい」 という、彼らがいつも届けてくれるメッセージが、とても好きです。 久しぶりに彼らのライブを観て、すごく元気をもらいました。日本武道館公演も決まった彼らが、今年の大晦日、またNHKホールのステージに戻ってくる

陽はまたのぼりくりかえす 【005/200】

2019年も早1か月が終わりましたね。 日本の暦は4月〜3月の年度の考え方が強いから、1〜3月はいつも、なんだかふわふわした気持ちで過ぎていきます。年度の終わりでもあり、新年の始まりでもあり。おわりとはじまり。メビウスの輪。 児童養護施設出身の若者たちを支援するクラウドファウンディングの返礼の手紙と、ゆずりは工房のジャムが届きました。がんばっている若者たちと、それを支援をする大人たちの想いのこもった素敵な贈り物です。「御礼の品なんていらないのに」と思いつつも、想いのこもった

LIVE@日比谷野外小音楽堂 【011/200】

今週も目が回りそうだった。 仕事もピーク、NPOの次年度準備もピーク、LIVEの準備も夏以降の音楽プロジェクトの計画も。やりたいことやってるから、文句は言えない。ちゃんと食べて、ちゃんと寝る。 週末は、3年連続となった HAPPY DAY TOKYO 2019「国際幸福芸術祭」に出演。今年も天候に恵まれて、青空の下、日比谷公園の小音楽堂で4曲ほど歌わせていただいた。 2019/03/17 国際幸福芸術祭 HAPPY DAY TOKYO 2019 1. Michelle 2

イチロー選手から教わったこと 【012/200】

イチロー選手が引退した。 最低50歳まで現役とずっと思っていたので、有言不実行の男になってしまったが、言わなかったらここまでできなかった。 言葉にして表現することが目標に近づく1つの方法だと思う。 引退会見での言葉は、いつも通り、かっこよかった。 目標を、たどり着きたいその先に設定すること。 水泳の北島康介選手も、レースのゴールを、壁をタッチした後に電光掲示板を見る瞬間に設定していた、と言う。先を見据えるからこそ、全力のままゴールにたどり着くことができる。 小さい

Hello, new Stage!!!!! 【013/200】

2019.3.30の下北沢LOFTは、狭かった。 2018年後半のマンスリーワンマンを経て、ファンの皆さんからの声を聴いて、僕はもっと「音楽」の質を上げたいと思うようになった。「歌」が最重要。それは変わらない。ただ、「音楽」の質を高めることで、「歌」をもっと深く、広く、届けることができる。そう考えるようになった。 バンドを組むことを決めた。どんなバンドにするのか、深く考えた。僕はthe Brand-new Amsterdam(以下TBNA)というバンドのボーカルでもある。

ありふれた日常が いつか答えをくれる 【014/200】

季節は断りもせずに移ろい、桜は今年も刹那の満開を迎えた。 花が散り、陽射しが強くなり木々が青くなってから、夕立の降った後の夏の夜も、透き通った青空に紅葉が映える秋の午後も、白い息を吐きながら駅へ急ぐ冬の朝も、桜のことなんか見向きもしない。それなのに僕らは、出番が来れば「待ってました」と満開の桜に満面の笑みを浮かべる。それが、僕らのありふれた日常だ。 3/30のワンマンは、正直、今の自分を出し切った感がある。ファンのみんなからも、ポジティブな声も、もっとこうしてほしいという要

ミッシェルとももクロとボランティアと、大人になってから親友ができるということ 【015/200】

神戸に向かっている。 友人の結婚披露宴に出席するためだ。彼と知り合ったのは、7年前のちょうど今頃だった。大阪と東京という物理的距離もあるけれど、年に数回しか合っていないのに、会うたびに限られた時間の中で濃密な話をし、リスペクトが深まっていく。大人になってから親友と呼べる友ができるなんて、10年前の僕に(つまり、20代を終え、30代を迎えようとしていた僕に)想像ができただろうか。 彼との出会いを語るにあたって、触れなければならないことがある。ももクロだ。 彼とはいわゆる「推し

「日比谷音楽祭」と、夢の叶え方 【018/200】

ヤマカワタカヒロです。 新しい時代の幕開けは、実家で迎えました。カレンダー通りの10連休、それ以外は目立って特筆するようなことはせず、ただ、ゆっくりと休むことに時間を使いました。歩く、食べる、眠る。そういう時間も、たまには必要かなと思いつつ、ギターを目的なく弾いてみたり、歌詞にならない言葉をあれこれ頭の中でぐるぐるしてみたり。全然前に進まない時間を過ごしました。 亀田誠治さんが「日比谷音楽祭」を立ち上げました。僕の思い描いた夢にかなり近いことを、心から尊敬する亀田さんが、一

日比谷音楽祭に行ってきた! 【022/200】

週末シンガーソングライター・ヤマカワタカヒロです。 亀田誠治さんが立ち上げた「日比谷音楽祭」 に行ってきました。 スケジュール上、Day1の午前からお昼と、Day2の野音での「Hibiya Dream Session 3」の参加となりましたが、 結論としては、、、 めっちゃ最高。 亀田さんほんとすごい。 そして音楽を愛する大人たちが本気を出すとこんな素敵な空間が創れるんだと、感動しました。 入場料無料の都市型音楽フェス、というか、 音楽が流れてるピクニック公園

はちみつのどあめ 【027/200】

週末シンガーソングライター・ヤマカワタカヒロです。 いよいよ LIVE YELL vol.1 が来週に迫りました。 準備も佳境、なのですが、風邪を引きなおしてしまい、声が全く出ない状況に陥っております。 しかたない。そういうこともある。 順風満帆じゃないからこそ、人生もライブもおもしろい。 一日中マスクして、はちみつのどあめをなめながら、重い腰を上げてブログを書いている。 そんな土曜日の夜です。 さて、今週は、有志によるヤマカワタカヒロのプロデュース会議を開催し

LIVE YELL!!!!!! 【028/200】

週末シンガーソングライター・ヤマカワタカヒロです。 7/13 ヤマカワタカヒロ LIVE YELL vol.1 Meet the ACHA project、 無事に終了しました。 LIVE YELLに向けて、僕はこんなことを話しました。 ライブを通じて、歌を通じて、応援する。 それがLIVE YELLのコンセプトですが、 僕自身が一番応援をもらっていたんだと思います。 ゲストとして迎えたMachaco(山本昌子)さんと彼女の支援者の皆さんからたくさんの応援をもら