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"序破Q"

2018年の5月、ちょうど渋谷のヒカリエで展示をしているのと同時期に、河邉こずえさんを20名の写真家が撮って展示をするという合同展示に誘って頂きました。多分風景系の写真家は僕だけで、最初誘われた時は「僕みたいな半端者が参加していいのか」と躊躇したのですが、結果としてすごくいい経験になりました。その展示をもう一度まとめて見せてほしいという、すごくありがたいコメントを頂いていたのをすっかり忘れていたので、あの日展示した写真を、キャプションも付けて再現したいと思います。上から順に見る感じです。写真の下にはキャプションがついています。セットで見てやってください。



1.承前
多くの場合、始まる前に全ての物事は、その終わりを含んでいる。




2.序
物事が始まる。永遠に続く自己対話の過程。




3.破
始まれば飛ぶしかない。
しかし、そこにはあなた自身が捨てたはずの影が常に付き従う。




4.Q
予想だにしなかったことだが、暗闇の方が時に輝かしいこともある。
影が本体であるということも考えられるだろう。




5.Reprise
多くの場合、物事の全ての終わりには、次の始まりが含まれている。




こうして見直すと、本当にいい経験をさせてもらいました。「秋にやりたいこと」というタグがありました。今年の秋は人物写真もしっかり撮りたいと思ってます。そしてもう一つ「美しい髪」というタグ。撮影している時、まるで独立した一つの生命体のように躍動するこずえさんの髪が美しいなと思ったのを思い出しました。

記事を気に入っていただけたら、写真見ていただけると嬉しいです。 https://www.instagram.com/takahiro_bessho/?hl=ja