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B2Bスタートアップの印象に残った採用スライド7選+1

 採用のために、スタートアップが自社について説明する「採用スライド」を公開する流れは、かなり一般的になってきた感覚があります。
 とくにB2Bのスタートアップでは、どういう業務をしているのかB2Cの事業と比べるとどうしても想像がしにくいところがあります。なので、こういった採用スライドのようなメディアとは、特に相性が良いと言えます。
 最近、私の会社でも採用スライドを作る機会があり、さまざまなB2B企業の採用スライドをみていたのですが、新しく作る時の参考になりそうなスライドがたくさんあったので、この機会に紹介してみたいと思います。

1) 10x

小売・流通事業者向けにネットスーパーを立ち上げられるサービス「Stailer(ステイラー)」を提供している10Xさん。

印象に残ったスライド
今の組織図だけではなく、「3年後」の組織図を記載しているのは非常に珍しいなと思います。確かにこの図は「入社後にどう活躍していくか」という中期的なイメージをすり合わせられるという意味で有用な図だと思いました。

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また、「Market Issue」を冒頭で丁寧に言及しているところも印象に残りますね。

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2) FORCAS

成約確度の高い企業をデータ分析に基づいて特定し、マーケティングと営業のリソースをターゲット企業に向けて集中させるためのクラウドサービスを提供しているFORCAS社。

印象に残ったスライド

導入実績のところで、実際に大企業のロゴを並べていたり、顧客のコメントが入っているのは良いなと思いました。大手の顧客がついていて、満足していると示すのは、営業文脈だけでなく採用文脈でも意味がありそうですね。

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3) ユビー

(全体向けの資料はこちらのようです。Figmaで公開されているというのも面白いですね)

  ヘルスケアテックスタートアップのユビーさん。AI問診のアプリ等を開発しています。特徴的なのは全体向けのスライドの他に、各職種向けの資料が用意されている点です。確かに職種ごとに採用における訴求ポイントはかなり違うので、大変そうですが合理的な構成だなあと思います。

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印象に残ったスライド
 フェーズごとに入社した人がなぜユビーに入社したのかを書いているページは説得力を感じました。確かに、企業のサイズが小さい時と大きい時で、入社した理由はどんどん変わっていくはずなので、良い分け方な気がします。採用スライドを作る時にはぜひ考え方を取り入れたい一枚です。

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 医療業界のペインを掘り下げるスライドも印象的でした、お医者さんの書類仕事こんなにあるんですね。

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4) Goodpatch

UI/UXデザインのデザインファームであるGoodpatchさん。データやファクトで訴求するスライドが他社さんだと多いですが、GoodpatchさんのDeckはアツいワーディングとイケてるクリエイティブでエモに訴求するスタイルでとても印象的でした。90ページ超えの大作です。Goodpatchのスタイルでスライド作るのはなかなか大変そうなので、自分で作るときの参考にできるかは微妙ですが。。。

印象に残ったスライド
「青いまま生きる。」エモい!

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5) CADDi

CADDiさんもユビーと同様に職種別にいくつも資料が用意されています。スライドの形式も「CTOからの手紙」と面白いです。

印象に残ったスライド
CTOは世界最大の軍事企業ロッキードマーティンでNASAと共同研究もしていた方のようです(つよい)。

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6) SmartHR

SmartHRさんは2018年に他社に先駆けて採用スライドを公開して話題になりました。ブログによれば公開の後に応募数は5.3倍、半年で24万PVが集まったそうで、実際に成果が出ているようです。

最近の更新は12月1日と、かなり頻繁に更新がされていることもわかります。採用スライドは作ったらしばらく放置して、いつの間にか内容が古くなっている・・・ということもありがちですが、ちゃんと運用がなされているようです。

印象に残ったスライド
給与の昇給実績についてもファクトベースでしっかり語っている一枚かと思います。この一枚だけで「オープンな社風」が伝わりますし、「給与が低いという噂が消えた」らしいです。(すごい)

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7) commmune(コミューン)

企業とユーザをつなぐクラウド型顧客ポータルを提供するコミューンさん。採用スライドもそうですが、『VCが語る「コミューンの魅力」』のようなVCも巻き込んだ採用の打ち手を実行されているのも面白いなと思いました。

印象に残ったスライド
事業の「面白さ」をクリアに言語化されているスライドが印象に残ります。文字だけのスライドではありますが、すごく練られた刺さるメッセージが構造化されて載っているなと思いました。スライドはメッセージがやっぱり大事だなと思わせる一品ですね。

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また、従業員の勤務推奨度のグラフを載せているところも印象に残りました

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おまけ) MNTSQ(モンテスキュー)

MNTSQ社もこの度採用スライドを出しました。「エンジニアから見るとどういう現場なのか」「どういうアルゴリズムを開発しようとしているのか」「どんな人が向いていて、どんな人が向いていないのか」等よく聞かれる質問については重点的に回答を記載してあります。スライド作りでも参考になるところもあるかと思いますので、ぜひご覧ください!

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