取り下げ 2

 昨日の続きです。

この想定が自民党側から発表されたものかどうか定かではありませんが、例えば通学に関して言えば私が小学生の頃、登下校は通学班でした。現在もそうしたものがあるのかは存じ上げませんが、大人が付いて登下校しろというのでしょうか。そうしたらそうしたで、車で送り迎えができる家とそうでない家が見たいなことでガタガタしそうです。ゴミ捨てに行くなど、そんなちょっとしたことをあげつらって通報を義務づけるなんて言っているのですから訳が分かりません。私の甥っ子も該当する年齢ですが近所の公園で遊んでいますし、学校終わって1人ないし兄弟2人で留守番しているなんて言うこともあるようです。留守番というか、親より先に帰ってきたというだけでしょう。こうしたことを想定したのなら、自分の近しい方々の状況に当てはめてみるなどすればわかりそうなものだと思うのですが、分からないのか、当てはめようともしていないのか、後者なのでしょうね。

 2の後半部分「当該児童を住居その他の場所に残したまま外出することその他の放置(虐待に該当する者を除く)をしないように努めなければならない。」がちょっと理解が難しかったのですが、要は「虐待に該当するような放置はしてはいけないけど、そうでない放置はしないように努めなさい」ということだと思うのですが、そう解釈してしまうと、ではここで行っている「放置」というのは虐待ではない放置なのか、どうなのかというところが分からなくなってきます。ちょっとこの辺りは、もともとの条文も読んでみないと分からないところなのかもしれませんが、現時点では追加された条文自体もなんだかよく分からないという感じです。

 そんな感じですから、多方面から批判殺到で、結局取り下げとなりました。こんなにみっともないことはないですね。どう手も虐待される子供を守りたい、コレを通さなければ守れないんだという信念があれば、批判に対して真っ向から論陣を張れば良いのです。

 残念ながら、大して議論をすることもなく、「なんか出さないといけないから、最近虐待が問題になっているみたいだし、コレでいいんじゃね?」という感じで出したようにした思えません。52名の署名が入って提出されているのですから、

 そんな話題の中で、久しぶりに小沢一郎氏のお名前を聞きました。Xへの「選んだのは埼玉県民」という内容をポストしていたそうです。まさしくおっしゃる通りで埼玉県民は反省しなければいけませんね。オレは埼玉県民ではないのでセーフ。

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