何故小さくなのか?!やっと、分かってきた。
盆栽は鉢の中に大自然と歴史、侘び寂びを表現している生きた芸術。
最初はただただ、カッコいい形にすれば良いと思ってました。
なので、それっぽく針金かけて曲げてみて、、、、。
甘かった。
その木が本来、自然の中ではどんな環境で風雪に晒され年々、曲げられ、折られ、さらには自らも自然淘汰して枝を減らし、より良く太陽の光を得られるように変化しているのか。
考えていなかった。
今はなるべくその木を知り、想像している。
目の前の盆栽だとどうするか、毎日観察している。
つまり、何年も何年もかけて古い歴史のある木にしていく。
古い木ほど幹は荒れて太く、その幹に対して葉は小さい。
逆に言えば、新しい木ほど幹に対して葉が大きいのでそのバランスでは古い木には見えない。
これがよく分かっていなかったので、なんで剪定の時に強く大きいのを残さず小さくしていくのかが分からなかった。むしろ、大きくした方が迫力があっていいじゃんとさえ思っていた。
幹を太らせ古さを表現し、枝を細かくほぐれさせて、葉を小さくしていく。
盆栽の技術であり、日々の水やり、お手入れはこれを可能にする。素晴らしいものです。
まだまだ、学ばないとと思います。
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