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総合格闘技のRIZINから学んだ、さらけ出すことの大事さ
RIZINのおもしろさと学び
2年くらい前から総合格闘技のRIZINの興行にハマっている。
どれくらいハマっているのかというと、RIZINだけじゃなくて、DEEPやPANCRACEといったRISINに比べるとマイナーな興行もライブ配信でやっていれば見るし、アントニオ猪木・ジャイアント馬場までさかのぼって日本格闘技史もだいたい理解した。昨年12月に公開されたアントニオ猪木のドキュメンタリー映画は公開初日に見に行ったくらいだ。
毎試合生まれるドラマ
なにがここまでハマらせたのかというと「人間くさいドラマがある」ということが一番大きい。
総合格闘技は基本的に対戦する両者に、白か黒かがハッキリつく。筋書きのない真剣勝負の先に、残酷な結果になることもあるがそれも含めてノンフィクションのドラマだ。
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見方や楽しみ方は、人それぞれいろいろあると思うが、出場選手それぞれに人生があって、キャラクターがあって、全員が驚くほど全てをさらけ出している。そのさらけ出している姿は、視聴者として共感する部分もあって、そのストーリーに自己投影をしてしまう。
新しい選手がでてくる。引退する選手がいる。中年になって覚醒する選手がいる。衰えていく選手がいる。必ず勝者と敗者が生まれる。それぞれの人生がその試合で分岐する。一つの興行にたくさんのドラマがあって見飽きない。なんなら、格闘技ではご法度な計量オーバーですらその物語を進めることがある。どんな結果になったとしても、人間くささが純度100%で出ているのだ。
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たまに「格闘技が好きだ」というと「殴り合い?」的な感じで難色を示されることがあるけど、人が殴り合っていることにスカッとしているわけじゃなくて、おれはそこで生まれる人間ドラマが好きだ。格闘技は、白黒ハッキリつくのが素晴らしい。複雑な採点競技じゃなくて、勝ちか負けかは誰が見ても分かる。その分かりやすさはスノーボードの仕事をしているとうらやましくも感じる。
さらけ出してる選手はかっこいい
最後に言いたいことは「選手は自分をさらけ出してくれないと(視聴者は)応援しようがない」とうことだ。自分を世の中にさらけ出せば、実力が伴ってない、イケてない、ダサいだのなんだ外野は言ってくるだろう。ただ、どんな結果になったとしても、さらけ出してる選手はかっこいいし応援したくなる。毎回、出場選手が試合後どういう道を歩むのかが楽しみだ。どんな負け方をしようが全員かっこいい。全員が主人公に見えるし、命削って自分の人生を生きているところが、人の感情を動かすのだと思う。
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おれは自分をさらけ出すのが苦手なので、RIZINを見てそういうことを学んでいる。もっと人間くさく、ノーガードでいきたい。
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