見出し画像

【4月】制作コンテンツ

はじめに

今月からUE5を基本とした制作物を月1で投稿することにしました。
絶対条件として、必ずコンテンツをパッケージ化して何かしらの媒体に向けてアウトプットすることにしました。
「1年後には手元に12種類のコンテンツがある」これが目標です。

コンテンツの説明やいきさつは下に長々と書いていこうと思いますので、
部分的に見たい人は是非目次を活用下さい。

4月制作コンテンツ紹介

今回、自主制作第1号として「THE SHURIKEN」を作りました。
媒体はAndroidスマホ、手元の手裏剣を指でホールドすることで持つことができ、画面上部に向かって軽くスワイプすると飛ばすことが出来ます。スワイプする方向や、スワイプする距離で飛ばす方向を調整出来ます。

ランダムに生成される的に当てることが出来ればスコアが加点され、逆に奥の壁に当ててしまうと減点されてしまいます。30秒の間に多くのスコアを獲得することが目標となります。

  • 白マト…50点

  • 赤マト…100点

  • 壁…-10点

ゲーム画面
リザルト画面

今回の経緯

UE5を本格的に学習し始めてまだ日が浅く、UE5本来のパフォーマンスを引き出す日はまだ遥か彼方ですが、近年のVRやメタバース、インタラクティブコンテンツの発展を元に、企業や個人が新技術の獲得に向けて動きだしている中、自分もその波に乗らない手はないと思い始めました。

自分自身ゲームをかなりやる方なので、オリジナルゲームを作れるロマンはあるのですが、UE5自体の用途がゲームに限らず映像制作やVRと幅が広いので、総合的に良いとこ取りの出来るインタラクティブコンテンツを目指した制作物に出来たらと思っています。

インタラクティブコンテンツとは?

簡単に言うと「双方向性」があるものをいいます。
「双方向性」とは漢字である程度予想がつきますが、ユーザーの動作や操作によって変化するコンテンツのことを指します。

世の中にインタラクティブなコンテンツは既に溢れていて、基本的にゲームなどは殆どインタラクティブであり、検索エンジンにキーワードを入力して適切な検索結果が出てくるのも該当します。

ただ、近年のインタラクティブコンテンツは、ユーザーが実際に触ったり動いたりすることで反応するコンテンツを指していることが多く、今回自分が目指すコンテンツ制作もこちらに該当します。

インタラクティブではないコンテンツとは?

よく挙げられている例として、「テレビ」や「雑誌」「新聞」はインタラクティブとは逆の「パッシブコンテンツ」とされています。

UE5簡易構築講座

今回の構築を極所的に紹介します。
何かの参考になれば。。

全体像
手裏剣の動作処理

指で手裏剣をホールドした際に指の位置に追従させるた為の処理です。
UE5では「ブループリント」を活用してプログラムを構築します。(もちろんC++でも構築可能です)

各ノードがさまざまな効果をもっており、つなぎ合わせることで目的の動作を再現出来ます。白い線が主軸の処理であり、基本的に画面左から処理をしています。上記のノードでは、タッチしたオブジェクトに指の位置の座標を与え、特定の方向に回転するように設定しています。

細かく解説すると記事がとても長くなってしまうためまた別の機会に。。

コンテンツの課題

的の出現処理がフレームレートに依存するため、スペックによって出現する的の総数や移動スピードが変わってしまう。
今回、Android用に書き出してみて動作がかなり遅くなることが分かった。
もちろん高スペック媒体を使えば解決出来るが、根本的にどの部分の処理が重いのか検証が必要。

Androidでの描画制限が厳しく、なかなか思うような質感が出せない。
そもそも影をサポートしているライトが少なく、今回は影を表現出来ていない。今後、アップデートとして上記の改善に加え、スコアの保存処理を追加出来ればと考えている。

裏話・小話

今回初のコンテンツ制作、正直大変で途方に暮れていました。
4月頭から制作に向けて動き出しましたが、そもそも現状の自分で何が出来るかを模索する所から始まっているので、構想だけ肥大化し構築のための糸口が見えない状況が4月後半まで続きました。
また、UE5を使ったタッチや動作によるインタラクティブ自体がニッチであり、クリックでは実装出来たがタッチだと実装方法がわからないという壁が常に立ちはだかりました。
結果的には、タッチに置き換えることのできた処理に要素を足していき今回のコンテンツの完成となりました。

次回作の構想を色々と練ってます、5月下旬に投稿予定です。

終わりに

ボツ画像

アプリのスタート画面にしようと描いてましたが、描くのが楽しくなってしまい、カッコよくなりすぎたのでボツにしました。
ここで供養しておきます。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?