ごあいさつ『マチネの終わりに』
おはようございます。サイトウタカヒコです。
毎日新聞では3月の1日から、こちらの「note」上では11日からはじまった小説家の平野啓一郎さんの「マチネの終わりに」のnote上での連載と合わせた若手アーティストとのコラボレーション企画に参加することになりました。
平野さんのこの小説ができあがる頃には、僕なりの返歌みたいな作品ができあがっているはずです。たぶん。
はじめにこの小説が「朝の新聞で連載される」というお話を伺ったので、「マチネの終わりに」ははじめて「読み手が小説を読んでいる風景」から想像した作品になりました。僕は最初に男なので朝の駅や通勤電車のことを考えました。ずいぶん騒がしい風景でした。
そんな中、小説は前説につづきクラシック・ギターのコンサートから始まっています。…想像した騒がしい風景の中でもし誰かが足を止めるみたいにコンサートホールのギターの音をitunesにたよらず聞けることができたら…。
そんな作品を僕も作ってみたいと思いました。長い話ではありますが、お付き合いいただければ幸いです。
ちなみにマチネ(matinee)は舞台・演劇用語で昼公演のことです。逆に夜公演のことをソワレ(soiree)と言い、昼夜公演の際は、裏方間ではマチソワなどと言ったりします。
長くなりましたが、一昨日できた作品を挨拶代わりに。
だれかが私の頬にふれる 2015
抱きしめる 2015
※前回、書いた「人形制作ことはじめ」のつづきはまた次回に。
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