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日本国内のワクチン接種の状況

2月17日に新型コロナウィルスのワクチン接種が始まって早1か月半、日本国内でも医療従事者向けの優先接種が進んでいます。世界と比較すると後れをとっている日本のワクチン接種ですが、実際どの程度進んでいるのか、また今後どのような予定になっているのかなど、現状を少しまとめてみたいと思います。

厚生労働省が「接種を受けられる時期」として設定しているのは、2021年2月17日~2022年2月末までの約1年間です。2021年2月17日以降、これまでに接種を受けた人の数は約85万3,000人、うち2回接種を受けて接種完了した人は約9万7,000人にのぼります(3月30日現在)。日本の人口約1億2,500万人から見れば、接種率はまだ1%未満ということになります。

現在は医療従事者等(約470万人)を対象とした接種が進められている段階ですが、4月12日からは一部の市町村で高齢者(令和3年度中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に生まれた方; 約3,600万人)向けの接種も開始が予定されており、その後基礎疾患を有する方(約1,030万人)、高齢者施設等の従事者(約200万人)、60~64歳の方(約750万人)、そして最後にそれ以外の方(接種する日に16歳以上の方)と、順次接種対象を拡大していくことが予定されています。

しかしながら、初めはワクチンの供給量も少なく、医療従事者以外の接種開始時期や接種計画は、各自治体によって随分状況が異なるようです。5月以降にならないと接種が開始できない、あるいは現時点ではまだ見通しが全く立たない自治体もあるようです(準備を進める現場の困惑・混乱は、レイアウト等のご相談を受ける弊社でも日々感じているところです)。
なお、厚生労働省の情報では、高齢者約3,600万人に対する2回接種分のワクチンは、6月末までに各自治体に順次供給見込みと発表されています。

ところで、自分がいつ接種できるのか、また接種を受けるためにどんな手続きが必要なのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
現状、以下のような流れが予定されています:

1. 接種の時期より前に、市町村から「接種券」と「新型コロナワクチン接種のお知らせ」が届く。
2. 自分が接種対象者であること(=接種可能な時期が来たこと)を確認する。
3. 接種が受けられる医療機関や接種会場を探す。(原則として、住民票のある市町村の医療機関や接種会場。検索用の接種総合案内サイトが設置される予定)
4. 電話やインターネットで予約する。
5. 市町村より郵送される「接種券」と「本人確認書類(運転免許証、健康保険証等)」を持って接種会場へ。(接種費用は全額無料)

いかがでしたでしょうか。少しでも参考になりましたら幸いです。
上記のとおり、各自治体毎の動きによるところが大きく、お住まいの市町村によって状況が異なると思いますので、各自治体が発信している情報(広報等)もご確認ください。

株式会社ノイ

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