見出し画像

再ロックダウン6日目(徒然なるままに)

今日は朝からずっとアメリカ大統領選のニュースで持ちきり。どっちになったほうがいいのか、私には全く想像がつかない。誰でも良いけど新しい大統領が誕生すれば、もしかしたら世界のコロナの状況が少し変わるかもしれない、そんな惚けた願いが皆の心の底にあるような気もしてる。

友達に「ソロデカメロン楽しみに読んでる」とメッセージをもらった。どうもありがとう。そんなつもりで書き始めたんじゃないけどね。気分としては『セルフ・エプタメロン』かな。あんまり大差ないけど。

どうして書き始めようと思ったかというと、もしかしたら簡単にこの世から去らざるを得ないのが人生なのかもな、と思ってしまったから。死は遠いけど、すぐそこにある。CDでいくつか自分の作品を残させてもらっていて、本当にありがたいと思う。自分が生きてきた証を残したい、というのも勿論あるんだけど、今は自分が少しでも役に立てるものを残せたらと思っている。私のような人間が文章の残したところで、果たして誰かの役に立つかなんて確率的にとっても低そうだけど、それでも私が生きたことによって、書いたことによって、もしかしたら誰かが救われるかもしれないと、そう思ったら出来ることはしておきたいと思った。偉いことを書くつもりもないし、上手い文章なんて書けるセンスも感じない。でも、アマチュアでいいじゃない。自分が楽しくやれると思う限り続けるつもりだ。

ジェットコースターに乗ってるような人生過ごしてきた。目まぐるしい日々を過ごしたこともあった。今は信じられないほど穏やかで、さらに言えば寂しさもある日々を過ごしている。今までの私の人生を知っている友達から見たら、いま私が歳とともにこんなにノンビリしてるのは、どんな風に思えるのだろう。

小休止。

きっと人生にはそういう期間が何回かあるんだろうな。そうじゃない人もいるだろうけど、私の人生には何回かの小休止 la petite pauseが書かれているっぽい。次の章が見えないまま、その時間を過ごす。若さと勢いがあるときはワクワクしている。今回はなんか違う。畏れのレベルが今までと違う。経験っていうのは、人を怖がらせるものなのかな。もう何も捨てるものも無いのに、何を守ろうと怖がっているんだろ。これじゃ、毎日が勿体ない。

今日は午前中にオンラインレッスンをした後、日差しが気持ち良かったから、ベランダの椅子で、録音のラフを聴きながら1時間ほど過ごした。1ヶ月半経って聴くと、全然聴こえ方が違う。ここ3週間ほどその音源を聞かずにいたから、音の残像や印象が一度なくなった状態で聴けてよかった。

一曲グッと心を掴まれたテイクがあった。

不思議とそのテイクだけ、ぐいぐい心が引き込まれて引き裂かれそうになる。他のテイクのほうが発音は綺麗なんだけど、そのテイクの求心力が凄かった。たぶんこれに決定だろう。

今、映像を付けることで自分なりの表現を視覚でも現したいと思って、MVを少しずつ作っている。でも、音だけの迫力って想像を超えるパワーがあるかもしれない。自分で映像制作中なのにあれだけど、音だけの世界感って本当すごいわ。自分がそのジャンルに関われる人生を送れたことに本当に幸せだったと思う。これからも出来ることなら、それが自分に決められた人生ならば、続けていきたい。でももし、これから関われなくなったとしても、今まで残してきた歌で救われる人がいるとしたら、本当それは有難いことだと思う。


エゴを捨て、目の前の自分のすべきことをして、あとは天に身を任せる。


この景色をあと何回観れるのだろう。ならば楽しもう、人生を。毎日を。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?