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再ロックダウン何日目

もう数えるのも面倒になってきた。

皆さんお元気ですか?

昨日のマクロンの演説で、ロックダウン解除に向けての方針が発表された。今週からボチボチ活動再開に身体を動かし始めてるけど、太陽が足りてないせいか、いまいち調子が上がらない。昨日は朝6時まで眠れなかったし。だめだめだ。


公開なので後向きなこと書いて悪い影響を撒いちゃいけないとは思ってるけど、このnoteはあくまでも自分の覚書のつもりで書いてる。だから、やんわりと書きたいことを綴るようにしている。


こんなにも振り返る時間があると、今まで生きてきた日々をさっさと通り過ぎてしまったような感覚になる。特にこの10年くらいかな。奇跡みたいに濃い日々が続いてたから、振り返る時間なんてなかった。今、振り返るスイッチが押されて、ドバドバと記憶が漏れ出してくる。止まらない。


父の最期の頃、まだ病気に気づく前だったとき、何かの拍子に言われた忘れられない言葉がある。


「自分がいつも正しいと思うんじゃない!」


父本人もまだ病気は気づいてなかったと思うけど、よく「もうダメだ」と言ってた。意味がわからなかった。単純に自分をみてほしいから言ってる甘えだと思っていた。


自分がいつも正しいなんて思っちゃいない。人の意見は聞かないつもりでも、聞かないぞ、と自分を言い聞かせない限り影響されてしまう。本当はブレブレだ。自分が正しいなんて自信を持ったことはない。


でも、父にそれを言われたとき、カチンときた。それから間も無く、父と言い合うこともなくなった。


生きてたときは、父と話したいと思うことなんて殆どなくて、むしろ話したってロクな答えを貰えないだろうし、退職してからの20年は家にいることが多くて、社会との関わりもどんどん減っていった父をバカにしていた部分もある。


今、父に何度も話しかけたくなっている。


最期の3か月、初めて人生のことの一部について、父と話すことができた。それは明るい未来についてのことだった。でも、いま知りたいのは、父が定年してその後、どんな気持ちで生きていたのか、何か今の私にくれる言葉はないのか。


いま、放っておけば一日一日どんどん歳をとっていく自分に、定年後の父を重ねてしまう。仕事が次から次へと続いていく日々には、そんなこと感じる余裕もなかった。この10年は自分が老いていくことを全く感じなかったと言ってもいいくらい。浦島太郎だ。


それでも、時間は進むし、いつか来る日に向かって歩んでいる。そんな話を父さんにしたかった。


だから、今夜も話しかけてみる。

他の誰でもなくて、父さんからの答えが聞きたいんだ。

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