まさおみ

豊かな場を造る パートナーシップ

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最近の記事

共に生きるということは、大切な人の生き方を受け入れていくことかもしれない

妻がこの世界を去ってから一年と少し、落ち着いたかというとそんなことはなく、むしろ妻がいないということの実感が湧いてきて悲しみに沈んでいる日も多い。 死別から1年前後が最も鬱になりやすいということで、医師である友人からもくれぐれも無理しないようにと言われていた。ほんの少し前に一緒に過ごしていた誕生日や、記念日、クリスマスや正月などのイベント、隣に妻がいないことは違和感でしかない。「今自分は一人なんだ」「愛する人に会えないんだ」という現実をまざまざと感じさせる出来事が多く、深い

    • 変わらず好きで変わらず会いたい

      何があっても変わらないことがあった。 何度も何度も「好きだなぁ」とか、離れていれば「会いたいなぁ」と感じていた。 あれこれうまくいかないことや、喧嘩した内容なんて、本質的には大したことではなかった。 余計な願望や感情を外していった時には、必ずあなたへの「好き」と「会いたい」が残っていた。 そこにたどり着いた時には、必ず伝えるようにしてた。見栄もプライドを大事にするよりも、大切な人へ大切な言葉をを伝えたかった。湧いてくる気持ちをそのまま伝えていた。あなたが大切な存在なのだと

      • 妻の写真を撮りたいと思った

        今回、ウェディングフォトを撮ったことをきっかけに自分でも妻の写真を撮りたいと思った。 自分にしか撮れない妻の写真があるような気がしたからだ。 どんな写真を撮りたいか、誰の写真が好きかと考えた時に、写真家のヨシダナギさんのことが頭に浮かんだ。(カバー写真はヨシダナギさんの個展で使われてるもの) 少数民族の写真で有名なヨシダナギさんの写真にはその人たちの命の輝きのようなものが写っている気がして好きだった。 ヨシダナギさんのインタビューを読んだ時にも、『自分の見たものと違うような

        • ウェディングフォトと坊主頭の妻

          Facebookでのやりとりだとエネルギーをフラットに発信できない気がしました。思い付きですが、試しにnoteに書いみることにします。 妻と撮ったウェディングフォトを見た方何人かからご連絡をいただきました。妻の坊主頭を心配して連絡をくださった方々でした。 写真を見て僕たち夫婦に連絡をしようか迷っている方も居られるのだな、と思いました。そこで、こちらから状況や最近考えてたことを簡単に書いておこうと思った次第です。 いま妻は病の治療をしています。 がんという病です。 妻の病

        共に生きるということは、大切な人の生き方を受け入れていくことかもしれない