心の扉一妻の詩(99)

心の扉を開いたら
どんな世界が待っていてくれるのだろう

今まで経験したことのなかった
不信感を味わったり
身勝手な弁解をされたりすると
心はそのことをしっかり仕舞い込んでしまう
そして いつの間にかその記憶が
思考の奥で働く

最後の扉を開くまで
心はいろんなことに引っかかる

いつの日か最後の扉が開けたら
どんな世界が待っているのだろう

でも
最後の扉は
すでに
いつも
開かれているのだと
そんなふうに思える

古き自我を脱ぎ捨てて
扉の向こうの世界に
さあ


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