最近のお家づくり(住宅ローン)の傾向 #2


こんにちは!
大分県に住み、
樹の家こころ舎(工務店)で
住宅アドバイザーとして働いている髙橋です・・!
住宅会社で働くなかで日々感じること、
お家づくりをしている方にお伝えしたいこと、
また、現在進行中の自宅のお家づくりについて
発信していきたいと思っています。



今回は前回の投稿の続きを書いていきますね。
前回の投稿を見られていない方は、
話の流れが分かりにくいかと思いますので、
もしよければ、
最近のお家づくり(住宅ローン)の傾向 #1 を見られてから
この投稿を見られると分かりやすいかと思います。


安易に変動金利を選ぶことがなぜ怖いのか。

金利が変わるということは、
支払額が変わるということです。


しかし「5年ルール」というものが存在し、
5年間は金利が変わっても支払額が変わらないのです。


仮に毎月8万円お支払いしている人の場合、
5年間8万円という支払額は変わりません。



なら良いじゃん!と
安心される方も居ますが、
僕はこのルール自体が怖いと思っています。


支払額は変わらないのに、
金利は変わっているんですよ・・?


金利が高くなった場合、
どういうことが起きるかというと、


8万円の支払額の内訳が変わっているのです。

例えば5万円が元金(借りたローンに対して返済)で、
3万円が利息(金利に対する利息)としましょう。


金利が上がることによって、
元金が4万円、利息が4万円ということになるのです。


本来、元金に充当する予定だった1万円が
利息に充当されてるいるのです。


これに気付かないまま数年経つと、
5年経過したタイミングで


〇〇様、この5年間で
元金の返済が遅れているので、
今後の返済額を上げないと
35年間で返済が終わりませんよ。


というようなことを、
金融機関さんから言われます。



めっちゃ怖くないですか?


ちょっと極端な言葉かもしれませんが、
変動金利の怖さはこれだと思います。


だから僕は普段、
固定、変動それぞれの特性を説明して、
ご自身で納得して選んで頂くようにしております。


他にも125%ルールというものも存在します。
これもちょっとやっかいです。


インスタなどでは
救済措置的な扱いで書かれているのを
たまに見かけますが、


どこが救済措置なの・・?
と驚いてしまいます。


125%ルールというのは、
6年目以降も元の返済額の125%までしか
返済額が増えることがないというものです。


例えば5年間毎月の支払額が10万円だった場合、
どれだけ金利が上がっても
6年目からの支払額は
12万5,000円を上限にしますよというものです。


物凄い高額にならないから安心ということで
SNSでは救済措置のように扱われていますが、
これって裏を返すと、
本当はもっと支払わないと元金を返していけないのに、
12万5,000円という上限があることによって
内訳のほとんどが利息状態になるんです。


利息ばかりを返して、
元金が減らないんです。


闇金ウシジマくん状態じゃないですか。
(住宅ローンは闇金ではありませんが。)


これから変動金利を選ばれる方が
増えてくるかと思いますが、
しっかり変動金利というものを
知っておかないと将来怖い目に会います。


鬱陶しいですが、
お家づくりというのは、
準備がとても大事です。


いきなり展示場や
モデルハウスに行くのも良いですが、
準備をしておかないと、
流れで建ててしまいます。


僕はそれで後悔する人を
少しでも減らしていきたいので
このnoteを始めました。


過去の投稿も見て頂くと、
少しは参考になるのではないかと思います。
(多分!)


少しでも後悔のないお家づくりが
広がっていきますように・・!





最後まで読んで頂き、
ありがとうございました!!



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