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「写真」をテーマに結婚式をあげたことの裏話

挨拶

どうもこんにちは。takahashi toshioです。
相変わらず写真関連のnoteが書けないような多忙の日々となってしまっています。その要因の一つであった結婚式が、先日無事執り行うことができましたので、本日はその裏話のような内容です。

特に写真関係で結婚式をあげる人(特に新郎側)の参考になればと思って、今回はnoteに記事を書いてみることにします。

基本は妻の拘りポイントツイートを参照して進めるので、細かい拘りポイントはそちらを参照して下さい。それぞれツリーになってるので、大本となるツイートだけ下に貼ってます。


そして申し遅れましたが、ご参加いただいた皆様、協力いただいた皆様にはこの場を借りて、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました!

ー減量ー

初っ端から写真関係ないことで大変申し訳無いのですが、今回式を無事行うことができたのはダイエットがある程度成功したからに他なりません。
実のところ私達の結婚式は2020年に実施する予定でしたが、コロナの影響もあり延期していました。

問題なのは2020年にあげる事を前提に服をレンタル+購入していたため、当時とは体型が変わってしまい、購入したり頂いた服がまったく入りませんでした。なんと当時から15kgぐらい太っています。流石にまずいのでダイエット実施。一応当時ぐらいまで体重を戻すことに成功しました。
よくカメラマンの人はカメラに拘るけど身だしなみは拘らない人が多いと言われますが、私はその典型です。皆さんも結婚というか生活において見た目大事です。意識しておきましょう。直前に服入らないと詰みます。試合でいえば0回戦敗退必至。

なお余談ですが、ダイエットしても当日タキシードの中に着るベストを忘れるというトラブルも発生しています。あ、ベストないならタキシード最初から入ったんじゃ…!?等と邪な考えを持っていたら妻やスタイリストの人に怒られました。すみません。
挙式にギリギリ間に合ったのは、妻の弟さんと親族の方が車で家まで送ってくれたからですね。自前用意は準備物の抜けが発生しやすいので気をつけましょう!

ーウェルカムスペースとロビースペースー

ウェルカムスペースは撮ってもらった写真や自分たちの写真、そして両祖父からいただいたカメラなどを展示していました。正直妻に全部やってもらいました。最初私は「男はこんなとこ見ない(暴言)から分からんし、どうでもいい、とりあえず写真飾ればいいんじゃね?」的なことをコメントしていたのですが、やっぱり何もないと見栄えが悪いですね。妻の美的センスに感謝しております。

妻のセンスできれいにまとまったウェルカムスペース

一応カメラは貴重品なので、テグスで繋ぐことで簡易的な盗難防止にしています。レトロな感じが似合う会場なら、カメラを展示物として置くのは有だと思います。
あと、会場のスタッフの方からは「写真の額装がアクリルパネルになっていてかっこいい」とコメントをいただきました。写真あまり展示しない人は額装に拘らないですが、写真展示している人はアクリル額装の美しさが理解できているので、絶対にプリントには拘りたかった部分でもあります。
今回アクリル額装はピクトリコさんにお願いしました。値段は普段プリントしない人からするとビックリするかもですが、しっかりしたプリントは相応の価値があるのでおすすめです。

https://www.pictorico.jp/print/print_kobo/

そして待合の壁面には互いの過去作を展示しました。

壁面に飾られた過去作。実は新作も幾つか混ざっていました。

ただここは妻と私で考え方が若干異なる部分もあったかもしれません。
もちろん写真展をやろうとした考え自体は同じです。ただし私の場合、ここに出した理由はそれほど明るい話ではありません。自分の忙しさを鑑みたときに、もう二度と私は展示はできないだろうと考えているので、せめてもう一度。皆に自分のやってきたことを見てほしかった。それだけです。

ありがとう、私の作品達。


ー式中の撮影ー

結婚式では新郎・新婦は主人公。主人公たちの写真が、結婚式ではたくさん溢れます。

私達の写真展でも、スタッフとして入ってくださったプロのカメラマン、写真で知り合った友人たち、普段写真を撮らない人も…。私達のために、写真をたくさん撮ってもらいました。ありがとうございました。
随時写真はお待ちしております!

そんな中、私は自分で写真や動画で残すことにしました。理由は4つあります。

①尊敬する祖父の影響

私の写真ルーツの根底は祖父です。父方、母方共に祖父がカメラを持っていて、譲り受けたことで写真撮影をスタートしました。
昨年、父方の祖父が亡くなりました。その祖父に過去写真をたくさん見せてもらっているのですが、その中で自身の結婚式を自分で写真を残している場面はとても印象に残っています。当時は1950年代。誰もがカメラを持つ時代では、それが当たり前でした。
これまでも、何度か祖父の歴史を真似して撮影してきました。今回も同じような取り組みを行いたいと考え、式中の撮影を決行しました。

残念ながら祖父の結婚式ネガは、今どこにあるかわかりません。
いつか、この作業場のどこからか救出したいね。ご冥福をお祈りします。

②撮影した写真に心象が残りやすい

撮影した写真は思い出が残ります。撮ってもらった写真よりも、自分の目で見て「良い」と思ったからでしょうか。自分で作り上げたものだからでしょうか。なんにせよ、自分で撮るからこそ、一層記憶に残る部分もあります。

①の項目で登場した祖父。晩年、記憶がどんどん薄れていたと思いますが、自分で撮った写真を見ると饒舌に話してくれた事を覚えています。写真というのは、外部記憶装置として優秀なのでしょう。AIや画像加工がどんどん進化していき、自分の脳がどんどん劣化していく中、最後に頼れるのは「自分が撮った写真」なのかもしれないと思う今日此頃です。

これは当日きれいだな、と思って撮ったというのもありますが。
自分で星型にひたすら切り抜き続けて、腱鞘炎一歩手前までいったことを思い出しながら写真を撮っていました。それも含めて良い思い出。

③俯瞰したゲストや会場の雰囲気を撮りたかった

プロの方が撮ってくださるとはいえ、やっぱり自分たちが主体となる場面ではゲストが撮られないことが多いです。
例えばケーキ入刀。たくさん撮影いただくことが多いので、あえて自分が撮影するようにしてみました。40mmnレンズなので目の前しか写っていませんが、自分たちの周りにカメラマンがたくさん来ると「これが囲み撮影か!」と妙な感動を得ることができました。

一部の方のプライバシー配慮のため、一応目線入れさせもらってます。逆に怪しくなって申し訳ない気持ち

④一番良い場所で妻を撮りたかった

新婦の一番近くに居るんだし、一番いい場所で撮影したいに決まっとるやろがい
ファーストミートのときに撮影した写真は、とってもお気に入りです。写真のキャプションに、今回一番気合を入れたポイント、機材がこれだから撮れた一枚の写真について記載しています。

これはファーストミートの時に撮った写真。
EPSON R-D1s+Nocton40mmで撮っています。
R-D1sに40mmは等倍ファインダーのため撮影時に両目を開けて撮影することができます。
一枚目。私はピントも殆ど合わせずに妻を撮りました。
カメラ越しで見た妻と、肉眼で見た妻。その2つが共存する一枚が撮れました。普通のカメラは、こういう撮影はできない。
もちろんピントも合っていないけど、テンションにまかせて撮影できた最高の一枚を撮ることができました。
この写真は、その後ピントをしっかりあわせて撮った二枚目です。やっぱCCD機は良いね。

R-D1sについてはこちらも。


ープロフィールムービーと子供の成長記録ー

結婚式で作るプロフィールムービーと、子供の成長記録となるビデオも自作しました。ムービーも殆ど妻が作ってくれましたが、写真は互いの好きな写真をたくさん用意しました。

写真趣味だと、こういう時はセレクトが大変ですが楽しいですね。結婚式の準備で最近家族と出かける時間がなかったので、今後はまた出先でも写真をたくさん撮りたいと思っています。

2022年。大好きな瞬間。
楽しい写真はたくさんあって良いもんです。


ーフォトパーティという取り組みー

私達の式のポイントの一つが、披露宴前にフォトパーティと呼ばれるイベントを作ったところです。式のプランの一部にプレパーティなるものが入っており、そこを自分達らしく改変しました。私はプレパーティーというものに不慣れだったので新鮮でした。

撮影した写真は、プリントしてお見送り時にプレゼントしました。
私はプリント至上主義なタイプではないのですが、やはり思い出を共有してこその結婚式でもあると思っています。色々な人と写真を撮っても、親族の方は見られなかったり寂しい思いをすることもある。プリント写真を渡せたのは、後々見返すきっかけになって良かったなと思っています。

Photo:ぐるり@camegloop こんな写真をみんなに配りました。


おわりに

結婚式をあげるにあたり、色々な障害がありました。最終的にそれを乗り越えられたのは、子供が生まれたことが一番のきっかけだったように思えます。自分の子供が成長したら、私は子供の結婚式みたい。自分たちの親もきっとそうに違いない。そこから、結婚式は絶対やろうと考えが変わりました。

障害をクリアしていく過程で、夫婦間でそこそこ喧嘩もしました。子供にも迷惑かけました。仕事も集中できず、パフォーマンス発揮できない場面もありました。

結果として開催した結婚式。ゲストの人に楽しんでいただけたか。自分としては良く分かってない部分もあります。我々夫婦としては、ホスピタリティを優先した上でエゴを押し出すような式にしたのですが、ゲスト皆がどういう気持ちで参列していただけたのか。楽しんでいただけたか。若干不安だったりはします。

ただ当の私達夫婦は凄く楽しい時間を過ごさせてもらいました。
式の準備をしてくれた妻。サポートしてくださった両親。こんなにわがままな企画を色々と神のような調整・提案をしてくださったプランナーさん(プランナーから神のようなメンツを集めていただいたので、司会・カメラマン・音響、全てにおいて本当に満足できる結果でした)。そしてゲストとして参加してくれた皆さんのおかげで、楽しい時間になりました。本当に、本当にありがとうございます。

これからも家族で楽しい生活をしていきます。幸せはみんなで作っていきます。なかなか展示に家族みんなで顔を出すということは厳しいのですが、うまく機会を作ってみんなと会える時間も作りたいです。なので妻よ免許早くとってくれ。

これもお気に入りです。入場前に撮影しました。



ーおまけー

キッズスペース

子供連れの参列者が多かったのでキッズスペースを作りました。キッズスペース設置は非常に好評でした。もっとおもちゃ多く持っていけばよかったかな…。

ちなみに最初はキッズカメラマンとして、子供に写ルンですを渡して撮影してもらおうという企画も考えていました。が、今写ルンですの価格って凄く高いし、もしかしたら親ですら写ルンですの使い方わからないんじゃね?という気もしたので、このネタはボツに。

キッズスペースに、子供向けのトイデジカメをいくつか置いておいて、それで撮影してもらうのが良かった気がします。とはいえ子供の行動は読めないからね。結局やらない可能性も大。もし同じような事をする人は参考にして下さい。

新郎挨拶文の隠し場所

当日絶対持ってると思われるカメラのSDカードスロットに入れていました。ダブルSDカードスロットのカメラは片方小さいメモぐらいなら入ります。絶縁性を気にするならカプトンテープを巻くと尚良しですが、自己責任でお願いします。
過去カメラ落とした時に所在者が分かるような仕組みにならないかなーと思って実施したことのあるアイデアでした。

当たり前ですが、こんなことして壊れたら誰も責任とってくれないので自己責任で。

スピーチ

本当に写真関係ないところですが、新郎上司のスピーチ、まさかの部下の人数を間違えるというポカ。あと、もう少し格好良い仕事もしてるので、そういうのを紹介しておくれ笑 不慣れなスピーチ、ありがとうございました。
ちなみに片付け好きということですが、どちらかといえば模様替えが好きなだけです。私の部屋の現状はこれ。

この部屋を精一杯活用できる時間が欲しい

HASEOさんと稲葉さんも、それぞれの特色でたスピーチでした。ありがとうございました!

余興

これも本当に写真関係ない部分ですが、主に新郎が考えた企画のため私から紹介します。
今回私達が用意した余興(ゲーム)は「500gに挑戦!」でした。Eテレ番組、ピタゴラスイッチの企画である「100gに挑戦」をオマージュした企画になっており、総量500gになるように、お菓子やジュースを袋に入れるゲームになっていました。一番500gに近い数値を出せた人が勝ちというゲームです。
500gを秤で測定すると簡単なので、比較はペットボトルを参考にしてもらいました(わざわざ比較ペットボトルは500gになるように水の量を調整していました)が、みんなギリギリの数値を狙っていて凄かったです。ちなみに妻や私は平然と600gや800gとか出してました。

この大量のお菓子やおつまみ、ジュースや酒から500gを作り出します。

この余興、子供でも参加しやすい企画にしたいという思いと、「私達夫婦がいかにお菓子が好きか」という糞デブ企画になっております。
冒頭でダイエットをしたと言いましたが、結婚式を終えて企画で余ったお菓子を食べ、私の体重はぐんぐんリバウンドしています。そろそろ血中糖分の量がまずいことになっているので、もし我が家に来る予定の方がいらっしゃいましたら、是非持って帰って下さい。歓迎しております(笑)

皆様も、健康第一にお過ごし下さい。ではでは。

自作で機材作ったり、展示物のギミック作るとお金かかるんです…。ストレスで甘いもの食べまくるから…。そんなわけで、俺に少しでも甘いもの食べてもらいたいって人はよろしくお願いします!