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最近の記事

帰還

夢を求めて海を渡ったヒーローが戻ってきた。彼は確かに海の向こうでは大谷翔平やイチローのようになることはなかった。日本にいた時よりもより多くの、より高い壁にぶち当たり続けた。それを笑う者も確かに多かった。それでも多くの横浜ファンはその時がきたら戻ってくることを願った。当然自分もその一人だ。 2010年に鳴り物入りで導かれるようにベイスターズに入団した。彼は高校時代からスターだった。しかしプロの壁にぶち当たった。自分はその当時を生では見れていないから具体的なことに言及するつも

    • 駆け抜けた年末年始

      年末年始というと世間的にはお仕事や学校が休みになり、比較的ゆっくりした時間を過ごすという印象がある。しかし今回の年末年始は通常と異なっていた。理由はただ一つ、UMBとKOKにSAMさんが出るからである。7月の栃木予選で掴み取った栃木代表、当時戦極2連覇(出場した戦極本章は当時3連覇)の実績を引っ提げて選ばれた戦極代表として挑む大一番だった。 UMBは2018年、KOKは2019年度以来であった。想像を絶するプレッシャーであったに違いない。応援する立場の自分も勝手に謎の緊張

      • 夢から覚めても続く夢

        「今年はあっという間だった」と毎年言いだすこの時期、今年もまたそう思いながら12月に突入しようとしている。そして今年をいざ振り返ろうとした時に例年とは全く異なることが一つある。それは大好きな舟平/SAMさんの存在である。 丁度コロナ禍が始まる直前からSAMさんの音楽にハマっていたが、実際に現場に行くことが中々叶わないでいた。去年初めて行ったものの事情でLIVEの途中に帰らざるをえなくなってしまった。そんなこんなで今年は何回かは行きたいと思っていた。 今年一発目の現場は名

        • 好きに塗れた一夜

          夏休み終盤の9月16日、最後の思い出に東京に行くことにした。もとはと言えば神宮球場に今季最後のプロ野球観戦に行くためだった。 青春18きっぷシーズンでもないのに 今回の東京遠征は普段と違う試みがひとつあった。それは東京まで在来線で行くことである。新幹線で行くと1万数百円かかるが名古屋駅から1時間40分くらいで行くことが出来る。それが在来線になると6時間かかるものの6500円くらいで行くことが出来る。夏休みの男子大学生、言うほどではないかもしれないが遊ぶ体力はある。一度や

          声出しってやっぱり楽しい

          9月中旬にあると自分は夏の終わりを感じる。そのタイミングとは、プロ野球の現地観戦の予定を全て終えた時だ。そして今日9月16日の神宮球場でのヤクルト戦をもって自分の今季の現地観戦は終了となった。自分の2023年の夏もほぼ終わったに等しい。 今年のプロ野球にはここ数年とは大きく異なっていた。それは「声出し応援」の復活である。2020年から世界中で流行した新型コロナウイルス感染症の流行に伴ってプロ野球においてはマスクを着用しての観戦、座席の間引き販売、声出しの禁止、肩組み・ハイタ

          声出しってやっぱり楽しい

          流れを変えれるか

          年に一度の祭典であるオールスターが終わり、プロ野球は後半戦に突入する。DeNAは現在首位・阪神と3ゲーム差の3位に位置している。 思い返せば今年の前半戦は近年稀に見るレベルで濃い期間だった。開幕4連敗から始まったものの怒涛の快進撃で首位に立ったと思えばSNS大炎上事件が起こり、5月の神宮での打ち合いから流れが悪くなり始めて首位陥落、そこから盛り返して交流戦は悲願の初優勝、勢いそのままに交流戦明けの阪神戦をスイープして首位を奪回したと思えばまた勝てない時期が続いて。オールスタ

          流れを変えれるか

          歓喜と後悔入り交じる悲願

          2023年のプロ野球交流戦は、4球団が同率首位となった大接戦の末我らが横浜DeNAベイスターズが悲願の初優勝を果たした。1998年の日本一以降あらゆる優勝から遠ざかってたDeNAがやっと掴んだ栄光。交流戦とはいえ素直に嬉しい。 そもそも今季のDeNAは近年でトップクラスのスタートダッシュに成功した。開幕4連敗を喫したものの、3・4月は16勝7敗と大健闘し首位に立っていた。しかし5月に入ってからは4連敗と6連敗を経験し8勝12敗1分と失速。阪神の快進撃もあり阪神からかなりのゲ

          歓喜と後悔入り交じる悲願

          ドタバタバースディ遠征

          自分の21歳の誕生日にご褒美として横浜スタジアム(以後ハマスタ)に行くことにした。愛知の人間である自分からしたらそう多くない機会で、チケット買った日からこの日をずっと楽しみにしていた。前日も帰宅後すぐリュックにユニホームを入れ、着替えを入れ、万全を期した状態だと思って眠りについた。"アレ"を忘れていることに気づかないまま...。 そして迎えた当日、家を出て名古屋駅から新幹線に乗る。マックでLサイズの爽健美茶を買ってくつろぐつもりで、なんなら少し寝ようと思っていた。しかし新幹

          ドタバタバースディ遠征

          新しい船出

          ※このnoteは昨年の3月に1回書いたものの、出そうか迷いに迷った挙句一度ボツにしたものを再度編集したものである。 2022年2月20日、ある重大な発表があった。それはSAMさんが音源の名義を本名である「舟平」に改名すること、2022年のバトル不参加(そして戦極29章で復帰し見事優勝を果たした)、そしてEPのリリースである。突然の出来事で当時は頭の整理が追いつかず、バトル休止のショックとEPリリースの喜びで感情がぐちゃぐちゃになったことを覚えている。(正直バトル休止のショッ

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          子どもの日の惨劇

          2023年5月5日、コロナ禍以降応援歌が解禁されて初めての子どもの日。神宮球場は激しい花火大会が繰り広げられた。両軍合わせて11本もの本塁打を打ち合った末、DeNAは10-9でサヨナラ負けを喫した。 正直昨日の試合のことは考えたくないが、ずーっとモヤモヤしているため少し残しておく。あくまで素人の考えということを踏まえて見てほしい。 高めの直球 昨日の試合の先発は、DeNAは今永昇太、ヤクルトは高橋奎二。二人とも侍ジャパンに選出された左腕であった。正直均衡した投手戦にな

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          2023開幕

          2023年3月31日。横浜DeNAベイスターズの2023年シーズンが開幕する。ここからセ・リーグ制覇、日本一に向けた戦いが始まる。私は体感した事のない25年前の栄光。今年こそ今年こそと、また今年も思いながらシーズンを見ていくことになるんだろう。開幕直前ということで思ってることや気になっていることを短めにお話したいと思う。 開幕一軍メンバー 思ったことを話す前にまずは開幕一軍メンバーの確認から始めたい。 ・投手 13 伊勢大夢 14 石田健大 17 三嶋一輝 19 山

          待望のアルバム

          2023年3月12日、相撲の聖地両国国技館にて行われた戦極29章は、約1年3ヶ月振りにMCバトルに復帰したSAMさんの優勝で終わった。ファンとしてはこれ以上嬉しいことはないわけでありまして、改めて優勝おめでとうございます。ってことでございます。話が早速逸れたが、今回は戦極29章ではなく同日に配信されたSAM改め舟平さんのアルバム『NATURAL』についてお話したい。 SAMさんは2022年3月に配信したEP『Day College』より音源の名義を本名である''舟平''に変

          待望のアルバム

          大好きなラッパーのLIVE

          人は誰しも「好きなラッパーやアーティストのLIVEを観たい」という気持ちを持ったことがあるはず。自分でいう「好きなラッパー」はレペゼン栃木の押韻伝道師こと"舟平(SAM)"である。好きになった経緯を述べると長くなるし、何せ自分はCDを買えたこともなければ本人に直接想いを伝えられたこともなく、経緯を述べていい立場じゃないことは分かってるのでここでは割愛させていただく。 前置きが少々長くなったが、今回は2022年UMB栃木予選にてYouTube越しではあるが好きなラッパーであ

          大好きなラッパーのLIVE

          BBB for REAL

          タイトルは変われど DeNAファンの年末の恒例イベントといえば、ベイスターズのオフィシャルドキュメンタリー映画であろう。中畑監督時の「ダグアウトの向こう」、A.ラミレス監督時の「FOR REAL」に続き、今季から監督が三浦大輔監督になったことで「BBB -BAY BLUE BLUES-」と新しいタイトルになった。まだ公開中であるため内容は詳しくは言わないが、例年通りシリアスな内容になっている。 選手たちの"REAL" 今季のDeNAは、もちろん最下位だったこともあってとに

          ハマの守護神

          ハマの守護神問題が2年連続で勃発している。'15年から不動の守護神であった山﨑康晃がまさかまさかの大不調に陥り、代わりに入った三嶋一輝が見事にハマった去年。今年はその三嶋が苦しんでいる。9月16日現在で防御率3.72、1勝5敗21セーブ。セーブ数は稼いでいるものの、負けの数が多い。特に巨人戦は重症で、対巨人では防御率11.17、0勝3敗3セーブとなっている。負けとして扱われていないものの、リードの場面から追いつかれてしまったケースも多々ある。 ここまで今季の三嶋のネガテ

          ハマの守護神

          取り戻せない時間

          9月13日のバンテリンドームナゴヤ。中日が1点リードして迎えた9回表ヤクルトの攻撃最終回、1死1,2塁。一打出れば同点、一発出れば逆転の大チャンス。投手は中日の絶対的守護神のA.マルティネス、打者はヤクルトの代打の切り札の川端慎吾。皆が息を飲んで見守る中で事件が起こった。 マルティネスが投じた初球の外角低めスプリットを川端が引っ掛け、弱いゴロがセカンドの堂上の元へ。堂上は一度一塁走者の西浦にタッチを試みるも失敗に終わり、一塁にボールを送球したが判定はセーフ。そのまま現場

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