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天才とは99%の努力と、1%のひらめきである(エジソン)

天才とは99%の努力と、1%のひらめきである(エジソン)

 私は20代の頃に自分の塾を経営し始めて、40年ほど生き残ってきた。それは、よく言われるように徹底して「差別化」を図ってきたからだと思っている。差別化というのは一言でいうと「人と違うことをやる」こと。人が右に行くと言えば、敢えて左に行くということ。

 その中で、私が気づいたのは日本の同調圧力が異常に強いこと。私はクリスチャンなのに、地元のお祭りに参加するばかりか寄付を求めてくる。夜の仕事なのに、組の寄合を夜に設定して出席を迫ってくる。だから、私は組を抜けさせてもらった。すると、

「そんなことをしたら、ゴミ出しができなくなるぞ!」

 と、脅迫まがいの態度をとられた。市役所に相談したら、市役所の職員も似たようなことを言う始末。これでは、若者がこの町を捨てて都会に出ていくのは当り前。

 そういう環境でも、私は娘たちの教育費を稼ぐ必要もあり差別化ー人と違うことーをやり続けてきた。英検1級に合格し、50代で京大二次試験を7回受けて採点基準を調査し、英語講師で文系だけど独学で数学Ⅲの勉強を続けてきた。

 すると「私の京大合格作戦」(エール出版)に三年連続で紹介され、ブログのフォロワーが1000人を超え、京大英作文の添削というワードで検索すると最初のページに私の塾のHPが最初のページに現れるようになった。通信生は、北海道から鹿児島まで申し込みがくる。

 京大医学部に4名、阪大医学部、名大医学部に各2名の合格者が出た頃から、ニッチな世界では知名度が上がり続けている。私は凡才なので、ひたすら努力を重ねるしかない。エジソンの言う1%のひらめきも無い。

 私の指導させてもらっている優秀な生徒の方たちも、クラスの中では浮いているそうだ。トップクラスというのは、同調圧力の強い日本では「変な人」扱いを受けるのは、今も昔も同じなようだ。

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