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『曆のススメ』①春は血液をサラサラ流したい

春といえば「張る」という言葉を連想します。
何が張るかって、肝臓が張ります。
滞っていて血流が、盛んになり始める時期です。
あらゆる血液は、肝臓できれいにしてもらって、全身に注がれていきます。
肝臓を経由するんですね、血液は。
そしてそこで、いい感じで使える血液に作り変えられる。
いわば肝臓は化学工場。
実際、肝臓の中ではたくさんの体内酵素たちが、化学反応を起こしまくって、血液をよくするための様々な仕事をしています。

春は多血の時期といいますが、この「血が多い感じ」から、僕は春の山、野、川を連想します。

日が最も短い冬至から地球は約90度進んできました。

昼の長さは、2時間ほども長くなっています。

雪山に注がれる太陽の光と熱が増えていく影響で、雪はとけ、川に流れ出しています。


冬至は最も昼の長さが短く、夏至は昼の長さが最も長い。その中間にあるのが春分と秋分っす!


肝臓がざわつくのは、仕方ないですよねー。
肝臓が張る春っす。


春分は春の真ん中。春は立春から始まり、立夏の前日に終わる。


春は張る!


春は確定申告、引っ越し、卒業、入学、転勤、、、
ということで、頑張るが求められる時期でもあるんですけどね。

頑張り過ぎは危険。

特に、夜はよく寝る、をオススメします。
メリハリ。
めりとはり。
ふとんにめり込むくらい寝て、その分はりのある暮らしを。


横になる時間が少なかったり、足腰を使わない暮らしで足先が冷えていると、腎臓が弱ります。
腎臓が弱ると、自律神経が乱れがちになります。
それが、イライラの原因になります。
その不調は、肝臓と胆のう(肝・胆)の働きに影響します。

肝・胆は季節の始まりである春や、一日の始まりである朝に活躍します。
その働きは、解毒・分解、血液をきれいにして蓄えて、送り届けること。
腎臓の弱りによって肝臓が元気に働けないと、イラだったり、切れやすくなったりします。

春は、よく歩いて、血液の循環を助けましょう。

そして、できたら野原で野草を摘みましょう。

春の野草や青菜の持つ「生育する力」が伸びやかに緩もうとする体の働きを助けます。
青みと酸味、苦味を持つ野草が、体内の毒素や老廃物の解毒・分解・排泄を促します。

<春のおすすめエクササイズ>
ストレッチ、深呼吸、散歩など。
筋肉を動かすと、冬に固まっていた脂肪などが溶け出し、
体内に滞っていた老廃物の排出を助けてくれます。
春は植物の張り出す力、伸び広がる力、咲く力を楽しみ味わう季節。
野外でゆっくりする時間を作ってみましょう。

<陥りやすい状況>
イライラ。自律神経の失調。だるさ。やる気のなさ。寝起きの悪さ。
雪解けのように溶け出す脂肪や流れ出す老廃物を排出できないと、体内を巡り血を汚します。
寝不足による腎臓の弱りも、その結果として肝臓を疲れさせます。
その結果として血液をきれいにする仕事を担う肝・胆に負担がかかり様々な症状を引き起こします。
酵素、食物繊維、腸を助けるようなものを取ると、血液の淀みが取れて、結果として肝臓を助けます!腸を助けることで肝を助けよう!

結局、肚が大事〜♫

<肚を助けるススメ>
はらをあたためる
はらをやすめる
消化に負担の少ない食事にする
食物繊維をとる

などなど!

『曆のススメ』に、今日書いたような内容を書いてます。
一家に一冊、ぜひどうぞ!

これからも、『曆のススメ』というタイトルで、シリーズ化していきます。
オンラインでの読書会、中津ハナヤでの読書会などもやっていく予定!

これからもよろしく養生!

お読みいただきどうもありがとうございます。