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夢と金とモヤる気持ち

タイトルは西野亮廣さんの本から少し拝借。

昨日、サニーデイ・サービスのツアー最終日を無料配信を視聴する。もちろん、無料であることはありがたいことではある。だけれども、タダで視聴するのも申し訳ないというか何とも言えない気持ちにもなる。

同時にこちらのnoteも拝読。

曽我部さんは、昨今の物価高でも「なんとかレコードの値段は3000円台、ライヴチケットもできるだけ安くしたい。けれどもメンバーやスタッフの生活も楽にしてあげたい」とおっしゃっている。

ただし、元々音楽は無料のもの、なのでサブスクもやるし無料配信もするとのこと。この背反する気持ちを知ってしまうと、タダで消費するのはすごく申し訳ないというか、、、。

もちろん資本主義世界に生きているので、何でも商品となるのはわかる。元々はタダだった音楽が、レコードとして商品化され、ライヴもお金を徴収。プラットフォームは変わって、配信になってもお金を取ろうと思えば取れる。最新のプラットフォームを使いつつも、そこを敢えて逆行していく姿勢は多く見習うところがある。(単にフリーミアムモデルなのかもしれないが)

以前、西野亮廣さんのVIP戦略というものをちらっと聞いたことがある。飛行機のエコノミーがあるのはファーストクラスにバンバンお金を払ってくれるVIPがいるおかげ。

仮に10万円の席が20、1万円の席が200あったら売上どちらも同じ。より多くVIPを集めたら、それだけたくさんの安い席が確保できる。

確かにそう。演劇でもなんでもS席・SS席があるおかげで、庶民的価格な席も設定できる。

そう考えると、昨日会場にお金を払って観に行ってくれたお客さんのおかげでもあるわけか。

今回の震災で雨後の筍のように皆クラウドファンディングを立ち上げている。中には100万円以上の寄付をバンバン集めている事業者も。これも普段からのVIP戦略の賜物なのか?

ただ、こうやって可視化されるとモヤる気持ちもある。まあ、曽我部さん流に言うと「そっちはどうだい上手くやっているかい?こっちはこうさどうにもならんよ」ってこと。

なんだかんだでモヤりつつ、サニーデイの好きな曲を紹介して終わりとする。


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