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大震災後の伝言ゲーム・デマ・フェイクニュースなど

関東大震災の時、朝鮮人が井戸に毒を入れたという根も葉もない噂。100年以上経った2024年1月にも同じ様な噂が。

聞いたのは「中国人窃盗団が火事場泥棒」「レイプそしている」そのデマやフェイクニュースに尾ひれがついて聞く度にバージョンアップしている感じ。

試しにTwitterで検索してみると様々なバージョンを見ることが出来る。

噂の震源地はたぶん大したことないもの、例えば「火事場泥棒が発生するから気をつけよう!」的なものだったのかもしれない。これが、伝言ゲームによって尾ひれがつきいつの間にか「火事場泥棒が発生した」に変わり、「中国人窃盗団」「レイプ」が追加。

伝言ゲームって先頭と最後尾じゃ話が全く変わるってことを改めて思い知らされる。それが善意によって拡散され、根も葉もない噂だけがより広く広まり、真実はあまり広まらない。

そして100年前から進歩していない。100年程度じゃ変わらないか。

これを防ぐにはどうしたらいい?国や県、市町村の公式サイトが早く対応することしか思い浮かばないが、見やすさと速報性ゼロ。情報が錯綜しまくってるから発災後3日じゃ追いつかないか。

人間の噂話好きは生きるためにDNAに刻み込まれている的なことを『サピエンス全史』だったかで読んだ記憶がある。

「あの森にはトラが出る」のような噂話によって生命の危険から脱することができるし、他人の悪い噂を流すことで出し抜くことが出来る。だから逃れられないのか?

また、コロナ初期に起こった県外ナンバーをみると石を投げるような状況がまた起こっている。県外ナンバーを見ると火事場泥棒と思ってしまう。それが救援救助だったとしても。

多様さを認めない田舎特有の現象なのか?それともこれはDNAに刻まれたことだから仕方ないのか、全人類共通の出来事なのか?そこが気になるところではある。


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