片付けられない。それは現実でも仮想空間でも。
ミニマリストに憧れはある。なのに、周りはモノで溢れている。
使い終わったらとっとと捨てる。もしくはいつでも取り出せるように整頓する。この基本的なことが出来ない。これは現実の世界でもコンピューターの中でも同じ。
脳のワーキングメモリは7±2しか覚えられないそう。つまり5〜9項目。意外と少ない。これ以上のことは覚えられないのにそれ以上のモノや情報で溢れている。これは『ヒューマニエンス』という番組で仕入れた知識。
番組では様々な大学教授や研究者の部屋を訪ねてモノ(特に本)で溢れている中から特定のモノを見つけることが出来るかを実験していた。
部屋一面が本で溢れていてもすぐに取り出すことが出来ている方もいれば、ミニマルで一見整理整頓されている部屋でも見つけられない方もいた。
つまりワーキングメモリ外のモノはもう何処にあるかわからない。そう考えると、サッと見つけられないモノは不要なのかもしれない。
個人的にはコンピュータ、特に忘れるのでブラウザは常にタブが開きっぱなしなことが気になっている。「後で読む」や「いつか使う」と思っているためにこうなっている。一旦閉じると永遠に忘れてしまう危機感。これはMac、iPhone、iPadどれも同じ状態。
「後で読む」タブをPDFにする技を最近知った。だが、「使いこなせているか?」と言えば全く使いこなせてはいない。
以前であればEvernoteのWebクリッパーを活用して、さっさと閉じていたタブ。これらも、Evernoteが使いにくくなって以降は開きっぱなしになっているせいもある。
久しぶりにEvernoteで過去の検索をしてみると、意外とサクサク動いて驚いた。これは戻る(=課金)価値があるのだろうか?
もう15年近くも情報を溜め込んでいるので、いまさら他に移動する気になれない。これも「渡りに船」なのかもしれない。
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