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#1384 ベルリンの壁崩壊時の国境警察官でありたい(アイヒマンであるよりも)

いつもながら何を言っているんだ?というタイトル。そして政治・宗教・プロ野球の話は世間話でタブーとされているが気にせず書く。

ちなみに、表面上(タイトル)は政治・宗教の話であるが本質は仕事術の話。

昨日のnoteに書いたことにも通ずるかもしれない。要は、大雪なのに学校や会社に何としてでも行かなきゃいけない社会ってやばくね?どんだけ真面目すぎるんだよってお話に通ずる。

いやいや、自分の一存で「雨が降ったらおやすみで〜」に出来るなんて南の島のハメハメハ大王だから出来るのであって、上司の指示・判断が無いと普通出来ないもんでしょ、と思われるかもしれない。

ところが、その判断を自分でしないで上から上に指示を仰ぎまくっているから自分では何も出来ないことになってしまう。いわゆる指示待ち人間になってしまうのでは?とも思うわけである。

それは一種の思考停止状態であって、巡り巡って生産性の低さ=失われた30年に繋がっているのでは?とも感じている。

そこで、登場するのがタイトルの国境警察官。東西ドイツが分断され「鉄のカーテン」が降ろされていた時代のお話。

1989年11月9日夕方、東ドイツのテレビで政府の記者会見が行われ、「国境の検問所が本日から自由に行き来できるようになる」とサラッと発表された。あまりにもサラッと発表されたため、当初は言い間違いかとみな思ったらしい。記者が念押しで確認すると「今すぐ」との回答。

すぐさま国境の検問所は群衆が押し寄せパニックになる。国境警察官は門を開けてもよいのか?上司の指示を仰ぐけれど「聞いてない」「開けちゃダメ」の一点張り。群衆はヒステリー状態に。

指示を待っていても埒が明かないので、現場の判断で検問所を開け、なし崩し的にベルリンの壁崩壊へと至る。上司の指示を無視し自分の判断で開けたってこと。

現場を指揮したのは東ドイツ秘密警察出身らしいので、かなり勇気のある決断だっと思われる。

反対に、盲目的に上からの命令に従い、加えて「より効率的」な任務遂行を提案していたとされるがアイヒマン。それでナチ党事務方トップへ躍り出た。

彼は一ミリも上からの命令に「そんなのおかしいだろ」と思わなかったのだろう。長くなるのでより詳しいこちらを貼っておく。↓

哲学者ハンナ・アーレントはそれを「凡庸な悪」と評した。

映像の世紀バタフライエフェクトの最新回はガンディー。

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023121815581

ここに登場するガンディーを始め、キング牧師やアキノ、アウン・サン・スー・チーのようにクレイジーであってなおかつクレバーであることは自分には到底出来ない。

ただ、前述の国境警察官のように自分の頭で考え、判断するくらいのことは出来ると思うし、そうありたいと考えている。


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