#1607 ティラノサウルスの姿形がどんどん変わるように
子どもの頃、恐竜図鑑で見たティラノサウルスと現在わかっているティラノサウルスはまってく違う生き物になっている。
これは新たな発見や学説、いわゆる「点」が多く見つかって、それを線で結ぶとより「こうだったんじゃないか?」がよりはっきり見えてきたから。コネクティング・ザ・ドッツやね。
同じように、歴史上の人物も、子どもの頃に習った事柄や人物像が変わってきているものも多い。
例えば昭和の教科書に必ず載ってた『源頼朝像』。歴史を検証していくと「頼朝ではなかったのでは?」説が有力となって、今では頭に「伝」がつく。そして歴史の教科書にも載っていないという。
同じく、頼朝が創設した鎌倉幕府、成立した年の語呂合わせで「1192(いいくに)つくろう」と覚えたはずが、現在は「1185(いいはこ)つくろう」が主流。
他にも織田信長は天下統一を夢見てなかったのでは?という説も。なぜなら当時誰も成し遂げていないから、そもそも当時「天下統一」という概念自体が存在しないという。
そう考えると、知識・やりかた・その他諸々すべて、自分の頭にある古いものを最新のものにアップデートしなきゃならんな、と思える。今日の常識は明日の非常識なんで。
「昔はこうだった」なんて言ってられない。
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