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旅人としての役割

どんなに重大な問題でも自分の生活に関わることがなければ”対岸の火事”。
僕は以前「僕は半径5mの世界を守りたい」という記事で、そんな内容を書きました。
記事には「たくさんの人と友達になって僕の半径5m内の人間を増やしたい」と続いています。
ただそこで思考をもう少し伸ばしていきたいのです。

以降は使い慣れない目次機能を使いながら書いてみたいと思います。

人が一度に思い入れを持てるキャパには限界がある

僕には香港人男性とお付き合いしていた友人がいました。
僕はその彼氏とは会ったことはないですし、そもそも遠距離恋愛で彼氏は香港にいました。
けれども彼女から彼の話を度々聞いていたので、なんとなく知らない人ではない気もしていました。

ある日香港で大規模なデモがあった日のことです。
外国の話しとして「大変だなぁ」とうわの空で聞いていたかもしれないニュースも、なんだか気になって見入ってしまいました。

香港のデモは決して僕にとって身近な話しではなかたったのですが、僕の身近な人の身近な話しだったのです。


沖縄にある普天間基地の傍に住んでいる僕にとって基地問題は身近なお話です。
騒音がすごいし、沖国大ヘリ墜落事件の後も、ヘリからの落下物が小学校へ落ちた、なんてとても危険なことも起こっています。
日本本土に住む多くの人にとっては身近な話しではないかもしれませんが、少なくとも僕の友人は、沖縄の基地問題のニュースを見たとき僕の顔を思い浮かべながら少しは考えてくれていると思います(期待を込めて)。

旅人としての役割

もう今日の結論になっちゃうのですが、
旅人というのはその身近な人にとって世界をぐっと近づけてくれる存在だと思うのです。
そう自覚すると旅人はやはり発信作業を怠ってはいけないなと思いました。
旅人の経験を通して外国の話しはぐっと身近になり、半径5mの外の話しでも半径7mくらいまで距離は縮まるのではないでしょうか。

なんてことない、話しは以上なのですが、もう少し与太話にお付き合いください。

ラオスの地雷村を訪ねて

僕がラオスを旅したとき、不発弾が未だに大量に埋まっている地雷村を訪ねました。
僕が関わった不発弾に悩むあの人たちも、僕が発信すれば、身近に思ってくれる人も増えると思うのです。

その村では、不発弾のアルミ部分を溶かし、ブレスレットやスプーンなどを作って生計を立てている家族がいました。
「彼らのプロダクトを、彼らのストーリーを添えて伝えたい」、そう思いました。

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旅をさせていただいて、受けれてくれた人のためにも、報いたいという思いが常にあります。
社会問題を取り扱ったプロダクトを専門としたセレクトショップを作るのが僕の一つの夢なのです。

会いたい人がいるのです

そんな夢を描いていると、目覚ましい行動力を想い持って貧困と立ち向かう旅人がいました。
株式会社グランマの本村拓斗という方です。
現地のニーズを地道に調査し、蚊帳やカーテンを作ってマラリアの予防を手掛けながら現地の雇用を生み、東京で「世界を変えるデザイン展」を開催するなど、様々な活動を手掛けています。
僕も最近知った方なので、おそらく最近ではもっといろんな活動をしているんだと思います。

僕らが僕らの生活を営む中で、自然と貧困層(BOP層)と関われる仕組みはないだろうか。
僕が社会問題を扱ったプロダクトを専門に扱うショップがそうなればいいなと思います。

そんなことを考えると本村さんと会ってお話してみたいと思うようになりました。
noteやその他SNSでそんなことを言っていると、本当に会えるかもしれないので、言い続けてみようと思います。


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